劇場公開日 1995年4月29日

「監督は「Uボート」の人」アウトブレイク ipxqiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0監督は「Uボート」の人

2020年6月28日
iPhoneアプリから投稿

そのせいかミリタリー要素が強め
「コンテイジョン」「復活の日」につづき、パンデミックの進行中にあえて迎えにいくシリーズの3本目。
主人公がCDCではなく、軍の感染症研究所の所属というのがポイント。
その権限をフル活用して物理的に活躍できるため、パンデミックものに活劇要素を加えたというナイスアイデア。
ヘリでのチェイス楽しいです。

レネ・ルッソに比べてダスティン・ホフマンが歳とりすぎな気もするけど、あのスタンドプレーぶりは豪華客船号に乗り込んだ某先生を思い起こさせることもあり、妙に実在しそうなリアリティを感じました。ケヴィン・スペイシーは思いっきりキャラ作り込んでるな。

今回のウイルス騒動で陰謀説を唱えた人はみんなこの映画が頭にあったのか、それとも目の前の不条理な現実を理に落としたいという人の心の生理なのか…?
でも細菌兵器なんて、現実問題、今の世の中じゃ危なくて使えないと思うのですが。使われた時に防ぐために研究するっていうならまだわかる。

あとは専門知識がないのでよくわからないけど、アレをナニするだけでそんなにバッチリ奏功するものなんでしょうか。。

小さな町の平穏な日常が感染症によって地獄絵図に変わるというのは「復活の日」でもあったけど、あくまでハリウッド的娯楽ものなので、ちょっと甘いところがあるのは仕方ないのかな。
とはいえ王道の娯楽映画で、わかっていてもハラハラさせられ、安定のおもしろさでした。

ipxqi