I loveペッカー

劇場公開日:

解説

ひょんなことで天才写真家にまつりあげられた青年をめぐる騒動をコミカルに描いた青春群像劇。監督・脚本は「シリアル・ママ」のジョン・ウォータース。製作のジョン・フィードラーとマーク・ターロフ、撮影のロバート・スティーヴンス(「知らなすぎた男」)は「シリアル・ママ」に続く参加で、美術のヴィンセント・ペラニオ、編集のジャニス・ハンプトン、衣裳のヴァン・スミスはウォータース作品の常連。音楽はスコアを「グリッドロック」のスチュワート・コープランド。出演は「グラスハープ 草の竪琴」のエドワード・ファーロング、「バッファロー66」のクリスティーナ・リッチ、「ハリケーン・クラブ」のブレンダン・セクストン三世、「I SHOT ANDY WARHOL」のリリ・テイラーほか。

1998年製作/87分/アメリカ
原題または英題:Pecker
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1999年10月30日

ストーリー

ボルチモア。青年ペッカー(エドワード・ファーロング)は、両親にプレゼントされた古カメラで町行くヘンな人々や奇妙なモノを撮影するのに夢中。コインランドリー経営にしゃかりきになっている恋人シェリー(クリスティーナ・リッチ)や万引き常習犯の親友マット(ブレンダン・セクストン三世)、お人よしのママのジョイス(メアリー・ケイ・プレイス)、放任主義のパパのジミー(マーク・ジョイ)、砂糖中毒で癇癪持ちの幼い妹クリッシー(ローレン・ハルシー)、ゲイの男が大好きな奔放な姉ティナ(マーサ・プリンプトン)、マリア様の熱狂的信者のおばあさんミーママ(ジーン・シャトラー)も被写体だ。そんな矢先、バイト先のダイナーに飾った写真の一枚、“裸の館”で撮影したストリッパーの局部写真に、ニューヨークから来たアートディーラーのローリー(リリ・テイラー)が目をつけた。彼女のおかげでニューヨークで個展を催したペッカーは、なんと一躍アート界の寵児になった。ところが、有名になったおかげで自分や周囲の人々のプライバシーがおかされ、ペッカーはシェリーからも敬遠され、自由に撮影することもできなくなってしまう。彼はトラブルを解決するいいアイデアを思いついた。ニューヨークのアート界の人々をボルチモアに招いたのだ。“裸の館”を改装した“ペッカーの館”に集った人々は、ペッカーの思惑どおり、みんなハッピーな気分に。スピーチを求められたペッカーは「次は映画を撮ろうかな」とつぶやくのだった。

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映画レビュー

3.0 ホモ好きの姉ティナ、お菓子好きの妹クリーシー、マリア像を片時も話...

2018年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ホモ好きの姉ティナ、お菓子好きの妹クリーシー、マリア像を片時も話さない祖母など、ペッカーの周りには愛すべき人たちで溢れている。前半は、写真を撮っても誰も怒らないボルチモアの人たちが和ませてくれた。しかし、有名になると人々の態度も変貌して、空き巣に入られてリ、泥棒呼ばわりされたり、今までお咎めなしだった被写体が捕まったりと・・・大変な騒ぎになるが、写真は売れ続ける。  芸術と非芸術の境界線はどこにあるのだろう?とかなり皮肉った内容も面白い。有名人になれば周りの全てが芸術であるかのように・・・  テーマ曲「ウー・フー」が印象的!

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kossy