暗黒街の顔役のレビュー・感想・評価

今作が無ければ「スカーフェイス」はおろか、「ゴッドファーザー」も無かったかもしれないギャング映画の古典的名作‼️1920年代に始まった「禁酒法」がもたらしたのはギャングたちを太らせた事と、キラ星の如きギャング映画の名作たち‼️「犯罪王リコ」とか「民衆の敵」とか数多くの傑作がありますが、やはり今作が最高でしょう‼️暗黒街の用心棒ポール・ムニは裏切りで出世すると、次々と他地区の親分を倒し、自分の大親分も殺す。しかし、溺愛する妹の結婚問題でつまずいたのが運のツキ、破滅への道を転げ落ちる・・・‼️主人公のラストを照らす "世界はあなたのもの" というネオンや、殺人の場面を象徴するＸのマークなど、ハワード・ホークス監督の演出はギャング映画なのに芸術的な香りがプンプンして素晴らしいですね‼️包囲した警官隊を相手にマシンガンを乱射するラストの凄絶さとポール・ムニの狂気じみた熱演には、さすがのアル・パチーノも歯が立たないでしょう‼️