劇場公開日 2006年3月11日

かもめ食堂のレビュー・感想・評価

全109件中、41~60件目を表示

4.5心地の良い間 本当に自分に必要なもの

2021年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

幸せ

萌える

詰め込みすぎていない映画。 私が私でいていいんだと思える映画。

失礼ながら、
小林さんてこんなにきれいだったっけ?一つ一つの表情にハッとさせられる。
片桐さんのなんとかわいらしいこと。愛おしくなる。
そして、もたいさん。一枚、一枚の何気ない風景の映像が、もたいさんが入るだけで、モード誌等を飾るような、芸術作品になる。

この三人の女性が動き、話すだけで笑いを誘い、ほっとした間を作り出す。
 主人公・サチエは、凛としたしっかりした人物なんだけれど、どこか間が抜けていて、気持ちよくもおかしい。
 ミドリの醸し出す一生懸命やっているんだけれどピントがずれているところがなんともおかしい。三人のうちで一番私に近くて、一番感情移入できるかな。
 マサコは一番妖精がかった不思議人。なんの暗喩かとその言動を深読みしたくなる。浮いてしまってもよいのに、あの着こなしの難しそうな服もさらっと着こなし、フィンランドの風景にも溶け込んで、しっかり立ち位置を決めてくれる。

人は一人では生きていけない。
 たった一人で食堂をやっていたサチエ。清々しいけれど、ミドリが入ってほっとする。硬かった食堂の雰囲気が柔らかくなる。そこにマサコも入って、更に食堂の雰囲気が豊かになる。迷子のようなミドリやマサコによって、迷子じゃないサチエの生活も、単なる繰り返しではなくなっていく。

でも、お互いを縛りあう関係は疲れる。
 この三人は依存しあわない。
 お互いを必要とすること・頼ることと、依存は違うということを思い出させてくれる。

 ほのぼの、人のつながりを描いているようで、孤独も背後にちらほら見え隠れする。
 なのに、その孤独を悲しむのでもなく、絶望するのでもなく、孤独は孤独としてそこにあるけれど、生きていればよいこともあるよと背中を押してくれるような気分になる。
 『バグダッド・カフェ』とは、物語の展開も何もかも違うのだけれど、あの映画を観たときのように、心にぽっと灯がともる。

距離感がいいんだな。ほっとする。

映画の進行が急ぎすぎていない。感情の押しつけがない。一波乱ありそうで、なくて、深呼吸ができる間が心地よい。
 ”人間関係の病”と言われるアルコホリックっぽい人も出てくるが、拍子抜けするほどあっさり描かれ、その後の展開がつっこみながらも笑えて、たまらなくいい。
 登場人物の背景がちらっとしか出てこないので、そこは物足りないが、主役3人の女優に、いつの間にか納得させられてしまう。

抜ける青空。港町の風景。シンプルな食器や調理器具や調度類。贅沢なほど広々としたオープンキッチン。…。

音も、調理するときに出る音だけしかないときなど、必要最低限。

断捨離?と言いたくなるほど、シンプルな映画。
それでいて、味覚や臭覚、触覚までもが刺激される。

そんな映画に浸りながら、自分に問いかけたくなる。
 「私に本当に必要なものって?」
 日常の生き方とか、これからのこととか…。

それにしても、この映画の最大の魅力は、三人の個性の絶妙さだろう。
 これだけ強烈な個性を集めたら、お互いがお互いの持ち味を殺してしまうことだってあり得るのに、存在を主張しながらも抑えた演技。噛みあっていそうで、かみ合っていなくて、でもかみ合っている関係性。

 この三人に加えて登場するフィンランド人。中には現地で調達した素人エキストラ?と言いたくなるような人もいるが、だからかえって現地感が出ていて、フィンランドに旅行した気分になる。

数々の料理の場面に唾をのみ込んでしまうけれど、おにぎりの場面が最高。マサコが頬張るおにぎり。注視する店の客。いくら珍しい食べ物だって、あんなに注視しないぞと突っ込みながらも、とっても気持ちが暖かくなり、日本のソールフードが誇らしくなる。おにぎりの具には異論があるけれど。

背筋が伸びるようでゆったりとできる映画。でも笑い転げたくなるような毒もあり、贅沢な時間も満喫できるし、決して清貧潔白な映画ではない。
 リピター続出というのも納得。私もその一人。

一見すると何ということのない映画。
確かに、ご都合主義な面もある。
物語もあるようでない。「変わらないものはない」というように、変化はしているのだけれど、日常を描いた映画。
でも、こてこての映画に食傷気味になった時に、自然に思い出す映画。

この映画を観ると、丁寧に作った日常のお惣菜、せめておにぎりかお茶碗に盛られた白米と、具沢山のお味噌汁をいただきたくなるとともに、掃除をしたくなる。
 磨き上げられたキッチン。ごみ一つ落ちていなさそうな、ほこりも丁寧に拭われているような居心地のよいインテリア。
 他の映画だと、「モデルハウス?」と言いたくなるのに、
 この家だと、3人が丁寧に掃除して磨き上げているのだろうなと、人の手≒ぬくもりを感じる。

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とみいじょん

2.5いい話だとは思う。

2021年3月16日
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最初の導入、片桐はいりとの出会いなんかはよくて見入ったが、なかなかゆったり進んでいくので早回しで見てしまった。
個性派女優3人の映画も珍しい。
イケメンもイケ女もでてこない。
この人を見たくて見たいみたいな動機づけがないとなかなか興味を持続できない感はあったかなあ。
料理もどうしても食べなくなる映像もなく。食堂だからなあ。なんか少し物足りないかな。

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れいすけ(休眠中)

5.0終わり近く、初めてBGMがながれ、店の奥まで光がさしこむ

2021年3月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

端正に食べる小林聡美や もたいまさこが好きだ。

この映画は、落ち込んでいる僕のために友人が奔走して届けてくれた、“お見舞い”のような映画だ。

「さ、何か食べなよ」と、消化の良い温かな和食を君は届けてくれた。
処方箋をそっと付けて。

人間の基本は食べること。
泣いている幼な児に最初に与えられるのは乳房。
成長期にはカロリーを、
そして老いては根菜と米を食べて、初源の元なる土に還る用意をなし、
これほどに旨いものはない天上の末期の水を頂いて、命を終える。

食べる映画は、意識せずとも、我々の生命の根元を見せてくれるから、 だから面白いのだ。

「マザーウォーター」
「めがね」
「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」
「トイレット」
どれも、人に食べさせる風景を静かに描く異作。

これらシリーズは、ただ単にゆるいだけの映画ではない。
起伏がないのは表面(おもてづら)だけ。

黙っているがゆえに
三者三様の
「人生の傷み」と、
「旅の緊張」と、
「道を見失った迷い」がビンビンと尚更に響いてくる。

だからかなぁ、
その中で弱った者になにがしかを食べさせてくれる食事の“介抱”と、異国での孤独な水泳が、観る者の心に沁みてくる。

優しさが沁みてくる映画でした。

・・・・・・・・・・・・

黙しおり喰いしばりおり我が口に
菓子与え給たもう人の慈みや

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きりん

5.0なんとも幸せ…

2021年1月16日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

こうしなきゃいけない、とか、こうでなければならない、とか、そんな一般社会通念が全くない世界観…
なんともほっこり、幸せになれる映画です。

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もんくーる

4.0何が良いか聞かれると困るが

2020年11月9日
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単純

幸せ

何もないのがこのシリーズの良いところ。

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MAMI

4.0まったり

2020年10月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

コーヒーの香りがこちらまで届いてくるような。
淹れる時のおまじないは、一度は試してみたくなるでしょう。
小林聡美さんみたいになりたい。

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miena

2.545点

2020年7月18日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

映画評価:45点

主人公の雰囲気が
まんま小林聡美さん!

もう本当にフィンランドでかもめ食堂やってそうだし、これはドキュメンタリーで良いと思います(笑)

最初は見向きもされなかった店が
主人公の性格やこだわりで
どんどん人が集まってくるというもの

その人柄が商売をする上で
非現実的だけど、とても魅力的だ

不思議な縁って本当にあるけど
その縁は、その人が呼び起こしているんだなぁと
実感しますね

きっとアナタの近くにいる人は
どこかアナタとシンパシーしていたのかも
しれませんよ?

自分も商売をしていますが
色々な人と出合うのって
本当に不思議な縁だと思います

観ていて、気持ち良かった
ありがとうございました

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まぁと@名作探検家

1.0脳内お花畑映画

2020年5月19日
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起承転結のないストーリーかつ、主人公がなんの努力もしないのに勝手に幸せな方向に人生が進みお店が成功する幸福宗教に入った映画で、わたしには合わなかった。

ぼーっと映画を見たい人や、ノルウェーの森が好きな人、北欧の家具、食べ物を見たい人、雰囲気で映画を見たい人にはおすすめ

また、俳優さんの小林聡美、片桐はいり、もたいまさこのお三方が個性的で面白味のあるいい演技をなさっていたので、ファンの方は楽しめると思う。

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秋野咲良

5.0とても良かった

2020年5月17日
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鑑賞方法:VOD

この映画の良さを伝える語彙能力を持ち合わせてなくて残念。
とりあえず、なんかいい。
空気感や、生き方や、人との関わりや、全てが静かで優しくて凛としていていい。

小林聡美さんを失礼ながら美人な女優さんだと思ったことはなかったのだけれど、
この映画の中の彼女はとても美しい。
真ん中にスーッと一本筋が通った雰囲気が見ていて清々しく
何度もその美しさに目を奪われた。

明日から私も「コピ・ルアック」と唱えてコーヒーを淹れよう

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つぶちょこ

5.0小林聡美が料理しているところが好き!

2020年5月16日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

サチエは、フィンランドで食堂はじめたが、
お客さんが誰も来ない。
記念すべき第1号のお客さんは、
日本かぶれのフィンランド人の青年だった。

しばらくして、日本から来たミドリと出会い、
一緒に暮らさないかと誘う。
また、しばらくして、
スーツケースをなくしたマサコと出会い、
いつしか、3人でかもめ食堂を切り盛りする。

次第に、地元フィンランド人との
触れ合いもありながら、
少しずつ、お客さんが増えていく。

フィンランドの長閑な風景に癒されます。
キャラの全く違う3人が働く姿もいいですね!

おすすめメニューは、おにぎり!
なんだか食べたくなってきた!

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うさぎ

4.0ほっこりします! なんてことない毎日なのに、見終わったあとのさわや...

2020年5月7日
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ほっこりします!
なんてことない毎日なのに、見終わったあとのさわやかな感じ☺︎

ふらっとフィンランドに行きたくなります♩
ああいうキッチンにしたくなります。

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tomo

3.0配役がぴったりすぎる ストーリーの展開が少し雑な気がした さちえさ...

2020年4月22日
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配役がぴったりすぎる
ストーリーの展開が少し雑な気がした
さちえさんの作るご飯がとっても美味しそうで
食べたくなった
料理は相手を思う心や美味しく食べてほしいという願いが込められているほど美味しく感じるのだろうなと

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Atsuko

0.5時間の無駄。

2020年3月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

シナリオにリアリティが無く、何が言いたいのかわからない映画。まさに時間の無駄だった。

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Yohi

3.5明日はシナモンロールを食べよう コンロの上の魚焼き器いいなぁ おに...

2020年2月12日
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鑑賞方法:VOD

明日はシナモンロールを食べよう
コンロの上の魚焼き器いいなぁ
おにぎりのシーンはほろり
チャーミングでゆとりのある大人になりたい
コピルアック☕️

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ぽんぬ

4.0良かったー!

2020年2月7日
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邦画はこれ!といったものがなければみない私ですが予告でこれ面白い!と、感じ見たんですが🎵大当たり!ホントに良い映画でした!今思い出しても良かった!久しぶりに又見たくなりました!癒された‼️

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Kayo

4.5何にも無いけど何かがある気がする

2020年1月14日
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フィンランドにあるかもめ食堂で起こるただの日常とちょっとだけの非日常。
人と人が出会い、交わることで少しずつ何かが変わっていく様子が描かれています。
毎日作るおにぎりが少しずつ上達してキレイに握れるようになるように、昨日と今日の違いは分かりにくいけど、1週間後と比べると全然違ってる。
そんな緩やかだけどちょっと微笑ましい映画でした。

「みんな少しずつ良い方向に変わるといいですね」

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昭和ヒヨコッコ砲

5.0【心底、疲れた時に観ると、じんわりと元気が沸き上がってくる不思議な映画。】

2020年1月8日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

 ・小柄な日本人女性サチエ(小林聡子)は、フィンランド、ヘルシンキで和風の「かもめ食堂」を開店する。
 が、お客は来ない。フィンランドの人達は食堂を外から眺めるが(食堂の道側の窓は大きく、清潔な店内が良く見える)”子供が食堂を・・”と言いながら入店してこない。
 サチエは焦る風でもなく、淡々と過ごしている。

 ・ある日、日本のアニメ好きの”豚身昼斗念”じゃなかったトンミ・ヒルトネンという青年が来店する。初来店客という事で、彼は珈琲無料客として歓迎される。トンミ君はガッチャマンの歌を教えてくれとサチエに頼むが、あるフレーズから先がサチエは思い出せない・・。

 ・サチエは、本屋でミドリ(片桐はいり)と出会う。
 彼女は、どこかに行こうと思い地球儀を回して指を指したらフィンランドだったと言いながら、ガッチャマンの歌のフレーズを教えてくれる・・。”誰だ!誰だ!誰だ!・・” 喜ぶサチエ。ミドリはサチエの店で暫く働く事に・・。

 ・ミドリに自分の名前を日本語で表記してもらい、大喜びのトンミ・ヒルトネン君。(場内から、笑いが起こる・・)
 折り紙のカエルも教えてもらい、更に喜ぶトンミ君。(観客も喜ぶ・・。)

 ー大きなプールで独りゆったりと平泳ぎをするサチエ・・ー

 ・あくまで、日本食に拘るサチエに対して、色々提案するミドリ。で、シナモンロールを作ると、徐々にお客さんが少しづつ増えてくる。

 ・又、別の日、マサコ(もたいまさこ)という中年女性が、トランクが紛失したと言って、カモメ食堂の仲間になっていく・・。

 ・フィンランド人の夫と上手くいっていない女性が闖入してきたり、且つて、喫茶店を営んでいた男(アキ・カウリスマキ監督の常連だった俳優、マルック・ベルトラ)が”美味しい珈琲の淹れ方を教えてやる といって”コピ・アルック”という呪文?を唱えながら珈琲を入れる様。そして、店のあるモノを取ろうとして捕まる様。

 ・様々な人々がかもめ食堂に集うようになり、いつしか「かもめ食堂」は日本食の
 ・鮭定食
 ・トンカツ定食
 ・豚の生姜焼き定食
 そして、サチエが父親の影響もあり、メインメニューに据えるほど拘るおにぎり・・
 を美味しそうに口にするフィンランドの人々で満席に。

 <フードコーディネーター 飯島奈美さんが作る数々の食事がそれはそれは美味しそうで・・。>

 ー 大勢の人たちと大きなプールでゆったりと平泳ぎをするサチエ・・。そして巻き起こる大きな拍手・・ー

<ここ、10数年で一番多く観た映画である。
我が家では、私がこの作品を観ていると、”体の調子が悪いの?”と、心優しき家人に心配される作品でもある。>

<2006年4月12日劇場にて鑑賞>

<その後、幾たびも自宅のDVDにて鑑賞>

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NOBU

3.5心を整えたいときに見る。

2019年10月14日
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大きなドラマが起きるわけでもありません。
フィンランドで過ごす日本人女性たちの
日常が描かれているだけです。
しかし流れる空気が優しく、癒されるので
この映画には中毒性がありますね。

普段仕事で忙殺されてる私にとって
彼女たちのフィンランドの暮らしはとても憧れです。
もちろん彼女たちの人生はきっと良いことばかり
では無かったと思うけど、映画では暗い過去や
悪い人が一切映ってこないので、だから見ていて
癒されました。

平和っていいな。ゆっくりとした時間の流れっていいな。

色んなことがある人生で平和だけを求めて生きるのは
難しいことだけど、出会う人との接し方だったり
考え方だったりを変えていって、心の落ち着き
が得られる暮らしを見つけたい。

心を整えたいときに見る、私にとって薬のような映画です。DVDを部屋に飾りたい。笑

ご飯の美味しそうなシーンも魅力です。
ぷりぷりの焼き鮭、生姜焼き、手作りシナモンロール。。。
そして小林聡美さんが握るおにぎりの美味しそうなこと。

ちなみに舞台となっているヘルシンキのかもめ食堂は過去にいったことがあります。とても美味しかったですがおにぎりはなかった気がします。笑

女優さんたちが醸し出す独特なまったりとした空気感も含めて楽しめる映画です。

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ひかる

4.5ぼーっとしたい。

2019年10月4日
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鑑賞方法:VOD

二度目の鑑賞。ヘルシンキという舞台、景色、料理、エンディング、全ていい。ぼーっとするシーン、好きだなぁ。私もしたい。したことないかも?そもそもできる場がないかも?美味しいもの食べて、景色がいいところでぼーっとしたい。

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いつこ

4.0他人の言葉に耳を貸すのって大事

2019年8月30日
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幸せ

お客が全然来なくても毎日のお店の準備を丁寧にこなす主人公、立ち居振舞いや言葉の端々で困難な人生を真面目に歩んできた忍耐強い人物なのだとうかがえる
と同時に少し頑固になっている部分もあるのかなと、
主人公の料理を食べてもらいたくて工夫するよう提案した言葉を受け入れてシナモンロールを作ったりおにぎりの具を考えるシーンが良い
最後にお店が繁盛しはじめるのも、
少し心の硬くなった人たちが他人のちょっとしたお節介で少しだけ生きやすくなるような話
ただただリアルなだけでなく、時々不思議なことがおこるのも日本から遠いフィンランドの持つ異国情緒や憧憬と合わさっておとぎ話のような雰囲気を出している
片桐はいりの「トンミヒルトネン」がクセになる

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バスト・ラー