はだしのゲンのレビュー・感想・評価
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踏まれても踏まれても逞しい芽を出し真っ直ぐ伸びる麦になれ
監督は『時空の旅人』の真崎守
脚本は原作者の中沢啓治
子供の頃以来2度目の鑑賞
原作者は漫画や実写映画では表現しきれない原爆被害の悲惨さをどうにかしようと私財を投げ打ってアニメ化にこぎつけた
脚本も自ら引き受けてる
映画の尺に収めるため原作漫画の細部の数々がカットされているがそれはさほど重大なことではない
なぜか絵のタッチが原作とまるで違うのは多少気になるがまあいいだろう
目ん玉が飛び出るシーンは当時衝撃的
トラウマになりそう
毎年毎年原爆の日にはNHK総合で放送するべきアニメ
しつこくしつこく視聴率度外視で放送する価値があるアニメーション
なんのための公共放送だ
ピタゴラスイッチミニなんて昼間から同じようなことばかり放送しやがって
馬鹿野郎
思えば自分が一度もコロナワクチンを打たなかった理由の一つに元の父さんの考え方や心意気が多少影響してるのかもしれない
子供心に多数派に流されず硬い信念のもとに生きているその生き様に惚れ込んだのだ
声の配役
主人公の中岡元に宮崎一成
元の弟の中岡進次に甲田将樹
元の姉の英子に中野聖子
元たちの父に井上孝雄
元たちの母に島村佳江
中岡家の近所に住む在日朝鮮人の朴に西村淳二
あのキノコ雲の真下の光景とその後の人々を描く
小学生の時に課外授業で観た実写映画の『はだしのゲン』3部作も怖かったが、このアニメ版は大人になった今でも恐ろしい。
世界中でテレビ放送するべきと感じる作品。
戦争で市民が死ぬということ
いくら大義名分や争う理由を声高に叫ぼうと、ただ暮らしているだけの人々が殺されると言う事を教えてくれる。
マンガだから別段史実に基づいてなどと騒ぐ必要もない。
この濃いドラマを淡々と観ればよい。
原作のアラを今さら裁いても仕方ないし、当時はこんな話山ほどあっただろうとは思う。
映画自体も作った時代も時代だから、アニメも粗い感じはあるけど見易いし、変に引いた画面でキャラクターが小さくなる事もない。画面は4:3だから昔々の雰囲気はあるけど、気にはならなかった。
物語は唐突に終わらせる感じではあるが、はだしのゲンの出だしのクライマックスはしっかり映像になっている。
ただ戦後70年以上経過し、喉元過ぎた頃に遠くロシアとウクライナの話が持ち上がった。
戦争など関係ないと言う人も、攻めてくるから準備するべきと言う人も一度振り返ってほしい。
今現在、平和であることに不満を唱えるとしたら理由はなんだろうか?と。
争わずに済む手立てがあるならそれに越した事はない。戦えば犠牲なしに終わる事はないし、恨みは残る。
誰のための戦争か?何で始まったのか?そして誰が始めようとしたか?誰がこの戦争で得をしたか?程度の事は考えた方が良い。
ただ北のミサイル発射や中国の海洋進出など、物騒な話題に事欠かないから、平和ボケしてはならないと言う気持ちもわかる。
そういった暴力や侵略から護る備えあっての心の平和もある。
ハリネズミの様に武装して人との距離を取って生きていくのが当たり前な世の中はごめん被るが殺し合う世界が当たり前になってほしくないと願ってやまない。
争わないで済む世の中になるための方法は本当に難しい
後世に伝えるべき不朽の名作
本作を原作としたアニメ作品は1983年7月に『はだしのゲン』が、1986年6月に『はだしのゲン2』が公開された。製作はゲンプロダクション、アニメーション制作はマッドハウス。原作者中沢啓治が、漫画や実写映画では描ききれない原爆の実情を表現したいとの意図で一部私財を投じて製作された。
小学生の頃、図書室におそらく唯一置いてあった漫画で何度も読んだ記憶があります。当時は単純な物語として楽しんでいましたが、今大人になり改めて見るとリアリティとして原爆の悲惨や残忍さを感じました。今は平和な世の中となりましたが(世界情勢は不安定ですが)、我々は日常の当たり前の幸せを改めて理解しなければいけませんね。
不朽の名作だと思います。
前向きで力強い内容!!
少年視点から広島原爆を描き、2020年でも十分鑑賞に耐えうる映画でした。全体のストーリーからすると映画の内容はまだまだ序盤なのでしょうが、「片隅」や「火垂るの墓」よりも前向きで力強い内容で後味は良く、観て良かったです。
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