ジャングル大帝 劇場版のレビュー・感想・評価
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画質が粗く単調な作品
手塚治虫さんをリアルタイムで見ていない世代です。
ジャングル大帝自体は知っていましたが、見た事は無かったです。リアタイは2000年代のブラックジャック。創作の秘密をたまたま見て手塚治虫マイブームになり、こちらがたまたま1週間限定公開だったので見に行きました。確か値段が高く一律2500円だった。
客は入場時は自分ともう一人だったが、家族連れがきて7人のみ。特典でランダムのネガフィルムを貰えました。
リマスターとの触れ込みでしたが、画質は全く綺麗になっていなく残念でした。
面白かったのがセリフが真一文字、このキ○ガイと今では聞けない言葉をそのまま言ってた事です。
令和の時代に59年前の映画を見るには流石にキツかったです。見てる時間が長かった...。
オープニング曲はとても良い。
今のアニメって何十年もかけて、ほんと良く作り込まれてるんだなと実感。
終わり際に先生の短いインタビュー、アトムなどのロールが流れましたが抱き合わせ感が強かったです。横にいた女の子は親に連れられ60年前のアニメを長時間見た後にアトムが流れ何が何か分からず、つまらない顔をしていました。
これがアニメ界の伝説の一歩という事だと100点なんですが、nhkのマルコポーロの綺麗過ぎる完璧なリマスターを見るとこちらはほぼ手がかかってないと分かりそれがとても残念でした。
50代以上の人なら懐かしんで見ても楽しいのでしょうが。
先生が今も生きているなら潤沢な資金力で手間がかかって、リテイクしまくり、画質も良くなっている事を想像してしまいます。
アフリカの大地で白いライオンの物語が始まる!
ア〜ア〜〜で始まるテーマソングと共に、広大なアフリカをイメージさせるオープニングアニメ!いや〜、懐かしい。
「ジャングル大帝」、大好きな作品で、近所のカラーテレビのある家に見に行った覚えがあります。こんな劇場版があったのは知らなかったのですが、今回、BSで放送されたものを録画して鑑賞しました。
当時は、みんなこうだったのかな?ミュージカルっぽく、所々で歌が入るところなんかも含めて、ディズニーを意識してるような作りに見えました。まぁ、如何にもな昔のアニメって感じで楽しめたけど・・・
ストーリーも単純、なんにも考えずに見るにはもってこいですね。(動物が畑やレストランを作るなんて考え出したら収拾がつかない。)
白いライオンのレオというキャラクターで、楽しむ作品かな。
ただ、60年近く前のアニメでも、これだけの水準で楽しめるってのは、ホンっとスゴいとしか言いようがない。手塚先生は偉大だな〜って実感しました。
♪レオ、レオ、パンジャの子。ジャングル大帝〜♪の歌は流れませんでしたが、カッコいい「レオのうた」を久しぶりに聞けて嬉しかった。
冨田勲の壮大なスケールの音楽が素晴らしいが、ストーリーはいただけない。まるで人間が出ない「ライオン・キング」。それにしてもディズニー真似しすぎ。
テレビアニメ放映当時、再放送で見た記憶はあれど、内容は全く覚えてなかったので、今回、いい機会なので鑑賞。
原作も未読でしたが、食物連鎖・弱肉強食といったジャングル・自然の厳しさを無視した、まるで「ライオンキング」程度の内容だったので、正直、非常にがっかりでした。
イメージとしては、人間と動物の間に立ち苦悩するパンジャの子・レオの物語かと思っていたのですが。きっと、原作では、その部分が大きかったのではないかと想像します。
アトム終盤みたいな。
しかし、さすが、冨田勲の音楽のスケールの壮大さが素晴らしかった。
反面、アニメは、当時のテレビアニメの域を出ないレベルで苦しい。
テレビアニメが1965年、再編集した本劇場版が1966年。
本作の人間とのかかわりの部分を抜いただけの、そのまんまだったディズニーの「ライオン・キング」が公開されたのが30年弱も経ったあとの1994年。
ディズニーが遅すぎるのか、手塚治虫が早すぎたのか。
よく臆面もなく公開したものだと。
相手が日本だからと甘く見られすぎてる。
他の国なら当然訴訟問題になるし、製作もしていないか、もっと内容を変えていたに違いない。
しかも、ホワイトライオンが悪者とは許せん!
同時上映のNHKドキュメンタリー2本は興味深い。
さらにオマケ?の手塚原作テレビアニメオープニング、エンディング集も懐かしかったが、本興行が全体的になんだか寄せ集めを見せられたような印象になってしまい残念でした。
これ、手塚アニメと言えるのか?
デジタルリマスターということで約50年以上ぶりに見ました。子供の頭では何だかわからず、レオが海を泳いでいる場面しか記憶になかった。
しかし、今回あらためて見ても内容的によくない。肉食動物が捕食もせず、みんな仲良く畑つくってパンを食べるなんて、子供向けとしてもひどすぎる。手塚作品といえば、一見子供向けでも深いリアリズムを内包しているものではないか?人間との戦い、バッファローやゾウとの争い、各エピソードに脈絡なくとってつけたよう。声優が違うキャラクターをしゃべっちゃった箇所があった(それとも絵の方が間違ったのか)。
と、疑問に思ってネットを調べてみると、どうも本作品はかなりおかしな状況で製作されたもののようで、TVアニメの「ジャングル大帝」はまだ放映中で、その一部を使って急遽立ち上げたらしい。脚本にも手塚治虫は関わっていない。
けど、特典映像で手塚先生が「マンガはもっと社会から批判されてもいい」と言っていたのはすごいことだと思う。
永島慎二先生が演出している。スゲ~。
食物連鎖を無視した出鱈目な話たが、当時は感動していた。しかし、子供ながらにレオは何を食べているのか?と疑問を抱いていたのは事実だ。
学校か公民館でみんなと一緒に見せられた。初見からカラー映像で見た。だから、ストーリーよりも色だけが頭に残った。勿論、家のテレビは白黒だった。但し、隣の家や親せきの家でカラーテレビを買い始める時期で、1966年の年末の○白歌合戦は親せきのカラーテレビで鑑賞した。但し、その後、半世紀間、私はまともに紅○歌合戦を見たことが無い。近年は、その旧国営放送もテレビチューナーが無いので見たことがない。
それは兎も角、この話はライオンキングがリスペクトしていると思うが、生成AIでいくら聞いてもそれは認めない。さて。
逆にフランスの小説にジャングル大帝と言う物語があるとの事。どちらにしても、出鱈目な話だが。
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