劇場公開日 2005年1月22日

「差別を乗り越えて」パッチギ! お前の頭はただの飾りかさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0差別を乗り越えて

2019年11月23日
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青年のひたむきな恋心に胸を打たれた。日本人の男が在日朝鮮人の女に恋をする。真剣でひたむきな純粋さに青春時代の素朴な気持ちが蘇る。葬式のシーンで追い返されて自暴自棄になりギターを川に捨てる。その後ラジオで朝鮮の民謡を歌うシーンは泣ける。保身を捨て差別する上司に反発してでも自分の主張を押し通し歌のセッティングをするプロデューサーは格好いい。純粋にいいものはいいと差別や国籍を超えて認め合う多様性。ラジオで青年の歌を聞いて涙する在日朝鮮人の女。青年のひたむきさが伝わって良かった。国籍関係なく同調圧力に負けず同じ人間として認め合う姿は格好いいと思う。

お前の頭はただの飾りか