劇場公開日 2005年3月19日

「当時13歳の天才子役池松壮亮の表情が良い」鉄人28号 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0当時13歳の天才子役池松壮亮の表情が良い

2024年1月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

知的

2度目の鑑賞

原作は『伊賀の影丸』『魔法使いサリー』『バビル2世』『六神合体 ゴッドマーズ』『RED SHADOW 赤影』の横山光輝
原作の漫画は少しだけ読んだ
アニメも少し観た

監督は『ごめん』『おしん』の冨樫森
脚本は『RED SHADOW 赤影』『黄泉がえり』『ドラゴンヘッド』『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『余命1ヶ月の花嫁』『娚の一生』『サムライマラソン 』『老後の資金がありません! 』『ハウ』の斉藤ひろし
脚本は他に『ごめん』『しあわせ家族計画』『良いおっぱい悪いおっぱい』の山田耕大

大東亜戦争の切り札として日本が開発を進めていた鉄人28号
終戦と共に闇に消えた軍事用ロボット鉄人28号だったが平和目的に再開発を進めていた開発者の息子正一郎は実験中の事故で亡くなる
巨大ロボットのブラックオックスで東京を破壊する悪の天才科学者宅見零児に対抗するため鉄人28号登場
謎の老人の綾部達蔵に招かれた正一郎の息子正太郎はかつて正一郎が鉄人28号を開発していた研究所に訪れた
鉄人28号を操縦することになった正太郎だったが不慣れなために初戦は惨敗
ロボット工学の若き科学者立花真美によって改造された鉄人28号は再びブラックオックスと戦う

ネット民によって酷評された実写映画の代表格の一つだが僕はそれほど悪いとは思わない
むしろ娯楽映画としては傑作の部類
『テレビ探偵団』系の番組で観たことがあるが白黒でテレビ放送された実写の鉄人28号を思えば低評価できるわけがない
これは子供の頃にしょぼすぎる実写ばかり見てきた人とそうではない人の違いでそれは埋められない永遠の溝だろう

妻夫木と田中麗奈がチョイ役で登場
贅沢

撮影当時18歳の蒼井優が今と変わらず可憐
撮影当時13歳の池松壮亮天才子役

エンドロールの後半は「ビルのまちにガオー」
初の巻頭カラーで有頂天になった江口寿史を思い出す

配役
哲人28号を操縦する小学生の金田正太郎に池松壮亮
マサチューセッツ工科大学から日本に招聘されたロボット工学の権威の立花真美に蒼井優
料理学校に勤める正太郎の母の金田陽子に薬師丸ひろ子
コンピューター会社KOKの元会長で世界を破壊し理想郷を作ろうと目論む宅見零児に香川照之
宅見の秘書の貴島レイラ・ニールソンに川原亜矢子
警視庁の刑事の江島香奈に中澤裕子
江島の後輩刑事の村雨研二に高岡蒼佑
金田のクラスの担任教師の八城裕美子に西田尚美
陽子の助手の加藤志津絵に北川智子
立花の助手の河合秀之に水上竜士
綾部の執事で小型船舶も操縦できる高橋清次郎に村松利史
増上寺の寺男に螢雪次朗
職人に鈴木一功
職人に諏訪太朗
職人に森羅万象
レポーターに矢沢心
キャスターの芹沢明日香に田中麗奈
風鈴売りに妻夫木聡
正太郎の父でロボット工学の第一人者だったが既に他界している金田正一郎に阿部寛
警察の課長の大塚雄之助に柄本明
警察署長の田浦慶太郎に伊武雅刀
正一郎の祖父の助手で正一郎の後見人だった綾部達蔵に中村嘉葎雄
ブラックオックスの声に林原めぐみ
ナレーターに寺田農

野川新栄