運命じゃない人のレビュー・感想・評価
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アタッシュケースの中身!! お金ではない女性の『アイテム』から始まる恋♥
の1日の同じ場面をくり返す!
複雑に見えて、後になってそうだったのか!?
と見ている人に思わせる、時系が絡み合う
人間模様が描かれたストーリーでした。
主人公の宮田武が、人を疑うことを知らない
男性であゆみに詐欺、お金を騙し取られる
序盤から、いつもの店での看護師、マキとの出会い!
宮田の中学の同級生、神田も探偵事務所の働きと宮田に対しての親友としての働きかけ
簡単に人を信用してはならないことが
出来ていて、良き存在だったと思います。
タクシーで去ろうとするマキを宮田が
追いかけていき、電話番号をゲットしたシーン
は、新しい恋の予感がありました。
浅井組長、その組織の人物はお金を金庫にしまう動作、人の動かし方など、世知辛い世の中を表していました。
ラストは、女性に騙されそうだった宮田に
地球上には、お天道様が見てると思うような
新しい縁がありました。
ストーリー全体を通して、見る人に微笑みかける作品でした。
おもしろ!
霧島かれんが こんな冴えない女の役なんてするんだ〜って思ったけれど今までで一番良かった。
主役??の人、宮田って一生言っちゃいそうなくらい宮田顔。
時系列を細かく崩して 視点を変えてかなり上手く並べてる所に監督としてのセンスがあちこちに滲み出てる。
これは二回以上は見るのがいい。
見直すと あーこの時は とか あーこれこれとか
一粒で2度美味しい😋
二回目で気づいた事
レストランでヤクザの手下が二人後ろを通る。
便利屋山ちゃんの軽トラと 二人乗り自転車がぶつかりそうになること。
セリフもいちいち いい。
探偵さん 腕がいい。
それを見抜くヤクザの親分もいい。
見栄張って 頑張ってヤクザやってる感じ いい。
経費 かかるよね。笑笑
ラスト。
ちゃんと部屋借りに来る会社の人の登場で 一晩の出来事だとわかるところも いい。
追記2024年9月
最近これにいいね下さる方がいらしたので思い出して。
中村靖日さん 残念でなりません。
安らかに。
ご冥福をお祈りします。
構成の妙
いやいやなかなか面白い構成の映画でした。
最初は「え?どうなってんの?」とわかりづらいのが、話が進むにつれ、それぞれのストーリーが繋がっていき、面白みが増してきました。
そして役者さんがさほど有名ではない方が多いので、それが功を奏し(?)、それぞれのキャラクターに入り込みやすくてよかったです。
思っているよりも
「運命じゃない人」
なんだかよくある恋愛ドラマかなと思っていたら、なんだか思わぬ展開にどんどん引き込まれていきました。
冴えないサラーリマンの男性は、突然彼女から別れを告げられ、同棲までしていたのに家を出ていった。
それがなぜかも分からぬまま、ある日仕事終わりに友人からの電話が鳴った。
それぞれのキャラクターが際立っているのと、同じ時系列の中で同じセリフでもこれほどまでに感じ方が違ってくるのが面白いと思いました。
電話番号くらい聞いとけよ!
これがなんだかグッときました。
それ一つで何かが変わるわけではない。
それ一つで何かを変える事が出来ると思えない。
けども、それがなんか良くなる方に転がる事もあるのかな。
「大人になったら文化祭も席替えもない」のセンスに妙にグッときてしま...
「大人になったら文化祭も席替えもない」のセンスに妙にグッときてしまった
後半のヤクザ出てきたあたりで浮世離れしてきてストーリーに集中できなくなってしまった
【”内田けんじ監督、新作作ってくれないかな・・。”序盤から張られた伏線の見事な回収を含めて、練りに練ったオリジナル脚本が秀逸な作品である。】
ー 内田けんじ監督は、劇場で10年以上前に劇場で「鍵どろぼうのメソッド」を鑑賞し、余りの出来栄えと今までにない邦画のテイストにビックリし、慌ててレンタルビデオ屋に馳せ参じ(というのは大袈裟だが)「アフタースクール」を鑑賞し、ストーリーテリングに唸った方である。
だが、この「運命じゃない人」はレンタルビデオには無く、「鍵どろぼうのメソッド」を鑑賞してから10年後に漸く、配信で鑑賞する事が出来た。僥倖である。-
■宮田(中村靖日)は、豪華なマンションを購入した後に、突然姿をくらました元婚約者・あゆみ(板谷由夏)のことを心配するほど人の好い男。
そんな彼のため、親友で探偵の神田(山中聡)がレストランで寂しそうに食事をしている恋人に逃げられ、婚約指輪を3500円で売ったばかりの真紀(霧島れいか:うわわわ・・、「ドライブ・マイ・カー」で主人公、家福の美しくも謎めいた妻、音を演じた方である。)をナンパする。
意気投合した宮田と真紀が宮田の家へ行くと、行方知れずだったあゆみが突然現れて、置いてあった荷物を取りに来たと言って宮田の家に入ってくる。-
◆感想
・内田けんじ監督のお得意の、前半は表面的な事実を平板に意図的に描きつつ、中盤から序盤に仕掛けられた伏線の、同時並行していた物語を絡ませつつ、回収していくテクニックと序盤の中村靖日、霧島れいから俳優陣の自然体の演技が、効いている。
・内田けんじ監督作品の魅力は、その作品構成の見事さの中に、”人間性肯定”の根本思想がある所である、と思う。
あゆみも、真紀も真なる悪人ではない。
浅井組組長も、札束の両側だけ本物の一万円札を付けて、部下に見栄を張る愛らしき男である。
<内田けんじ監督は「鍵どろぼうのメソッド」以降、短編一作を除いて、長編を製作されていない。事情があるのであろうが、今作を観ると矢張り、新作を観たいと思ってしまう。
練りに練ったオリジナル脚本が見事な作品である。>
宮田さんが大好きになりました。
特に前半が好きです。
種明かしの部分はもちろん、おもしろいし、すごい脚本だなとは思いつつ、私は前半だけで十分でした。(それではこの映画のほんとのすごさはわからないよな、と思いつつ)
良かった
7年位前に鍵泥棒のメソッド偶然テレビ放送で観て心に残って、
今年GWにアフタースクール放送されたの何度も見返して、
同じ監督だからと動画配信で運命じゃない人観たら、DVD買いました。ほのぼのして一番好きかな。
内容は書かないけど、どれも何回も楽しめます。
序盤と終盤に霧島さんが座っていた、調布駅南の駅のホームの見える噴水、公開の数年後には無くなってしまったの残念です。
中村さんと霧島さん、ドラマ相棒9でも共演されましたね。微笑ましい!
山中さんも相棒17に出演されて、兄弟共演で一つの作品に携われ良かったね!!(田畑さん風)
上記の噴水は無くなってしまったけどもう一つ好きな、道路に立っているのを呼び止めてタクシー追いかけて走るシーン、
腹いせにロケ地探しましたよ。見つけましたよ。
撮影協力ココスとあって出てこないので変だと思っていたけど、稲城へ行ってみたい。
宮田かあ。俺もこの部類かも。
オススメ頂き見ました。
わからないところが2点あった。
消化不良だ。
❶最初にメグミ似の彼女と知り合った神田、料理いっしょに食べようといったくだりがあった。
しかし、あとで宮田と会ってるときに、その彼女を料理だべようというくだりがあり、え!?これ最初は神田と女だけだよね?次には3人でしょう。
だから、神田が女と知り合ってから、宮田に紹介しようと、神田を呼んだみたいに最初は考えたんだけど、
でも神田は、あとから、追われていて、レストランに宮田より、あとから、くるわけだから、先に知り合ったわけでないよな。
わかりにくい。
❷最後にマンションに女がピンポンするんだけど、これはどこなの?
そして、隣に同時に訪ねてきた人は誰なの?
この2つの消化不良がなければ、内容は奇抜で面白い。
神田が探偵という胡散臭い仕事をしながらも、実はとても親友想いのキャラクターがいい。いい奴でかっこいい。結婚詐欺師の女と対照的で。
宮田は騙されやすいんだなあ。
マンションまで買うか。
かなり巧妙なんだろうか。
だいたいあんな派手な女、宮田に合わないだろう。
でも、地球人になれと、つっこまれていたが、自分にも、騙されたりはしないけど、人を信じたいなと思う気持ちって強くて宮田にある部分近いかもな。
金しか信じられない人もたくさんいるんだろうなあと、現実的なようで、みんなそれだけではないところはもちろんあって、なかなかねえ。
一日だけしか描いていない、ユニークな
映画です。
確かに内田けんじ監督には通づる世界観がある。
この映画、セリフがかなり、いろんなとこで冴えていた。他の方のレビューに書いてあり、同じ思いで、共感。
特に「自分のものになると思ったら誰でもいいんですか」、これは痛烈かなあ。
正直、そういうときもあるかも。まあ人間ですから。
アフタースクール、鍵泥棒のメソッド、そして運命じゃない人。
ヤクザや、探偵なんかも得意分野なんでしょうか。
なんか何かとモヤモヤするけど、面白いとは思います。
宮田・・・高価なマンション買ったんだから、防犯にも気をつかえよ
レストランと宮田の部屋はタイムスパイラル・ムービーの核となった。時空は超えないが、視点を変えることによって徐々に明らかになる事実。「あんたもそこにいるんか!」「おまえもか!」と、かくれんぼをすると必ず人気が出て争奪戦となる隠れ場所のようだ。
『パルプフィクション』のように時系列をバラバラにしてパズルを解くような構成ですが、個人的に真っ先に思い出したのがヒットしなかった『ホワイトライズ』と同年公開された『サマータイムマシン・ブルース』です。「実は・・・」というサプライズが次から次へと沸いて出てくる展開には呆然とさせられました。最初はのんびり進み、台詞と間がジム・ジャームッシュ風だったけど、全体的には小粋な台詞が面白く決まっていて、恋愛指南する親友神田(山中聡)の口調が心地よく響きます。「地球人になれ」とか「知らない星」といった台詞による感情の伏線も物語を引き締めていた。
主人公宮田武は純情で人を疑うことを知らないかのようなお人よし。彼を演じた中村靖日がぴたりとハマっていたし、彼のもとから逃げた女あゆみ(霧島れいか)も詐欺師ではあるけど、なぜか憎めない役どころ。個人的に気に入ったバイプレイヤーはレストランのウェイターと便利屋山ちゃんだなぁ。
エンディング後のシーンも好きだ。見事に看護師24歳と繋がるところなどは期待を裏切らないサービスカットだったと思う。
【2005年10月映画館にて】
物語が徐々にわかって全体像が掴めていく感じが面白い映画なのだけれど...
物語が徐々にわかって全体像が掴めていく感じが面白い映画なのだけれど、この映画でなによりも良かったのは、男女ふたり出会って電話番号きくまでの数分の出来事。ここで心つかまされた。ラストも良い。
なるほどー、まいりました
100分足らずの映画ですが、極端に短いわけでもない
まずすべてたった1日に起きた出来事であることに驚いたが、そもそも1日を100分に凝縮するので普通の生活から考えたら相当詰め込んだ袋で、普通の映画ってとんでもないことなんだなーって感じた
見事なからくりに感嘆した☆4ものの
役者さんの演技がいまひとつ… ☆− 0.5
低予算がバズる映画もあるけど、
さすがにチープすぎる… ☆− 0.5
脚本一本勝負な作品!
名の通った役者さんは一人もおらず(失礼?)、まさに脚本一本で勝負!っていう感じの作品てしたね。冒頭で普通な展開だったシーンの裏で、実は別の展開も進行していた!という脚本はなかなかおもしろかったです。BTTF2とか、サマータイムマシン・ブルースみたいな感じでしたね。
ただ、鑑賞後は、インパクトが薄いなぁという印象が残りました。おもしろい展開ではあったけど、目を見張る程のものではなかったし、ストーリーの規模感も小さめで、ヤクザは緊迫感ないし。アフタースクールがとてとおもしろかったので、ちょっとハードル上げ過ぎちゃいましたかね。。(見る順番が入れ違っちゃってますが(笑))
途中まで、天然系でなんだか魅力的な雰囲気だった真紀が、裏でネコババしてた展開には、驚いたし、ちょっと残念でした。。
探偵の神田のセリフは、ズシリと響くものが多かったですね!「人と出会うのに技術なんかいるかよ。」「30すぎたら、運命の出会いとか、自然な出会いとかいっさいないからな。危機感を持ちなさいよ、危機感を。」
内田けんじ監督、鍵泥棒以来映画作品出していませんが、どう過ごされているんでしょうね。また、内田監督の新作みたいです!
面白い
良く考えられた映画です。
伏線も回収するし、全てが繋がっている作品です。有名な俳優は出てませんが、面白い映画です。組長さんも唯の怖いヤクザではなく、ユーモアたっぷりに描かれてたところが良かったです。
願わくば、早く監督の新作を出して欲しいです。8年待ってますよ。
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