サマータイムマシン・ブルースのレビュー・感想・評価
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笑えるしヒヤヒヤしたりで面白く見れた
とにかくタイムマシンの無駄遣いがすぎてゴタゴタはバタフライエフェクトなんですよね。エアコンのリモコンに飲み物かけて使えなくなったから過去に行って壊れてないリモコンを取りに行くところから変なことになりなん度も行っているうちにゴタゴタは拡大して行くと言うコメディです。あんなボロいのでタイムマシンかあ、ラストのオチも良かったです。BSの松竹で見て録画したのを再見しました。
登場人物たちの暑苦しさがいい。
内容については、もう触れるまでもないので、今回はほとんど、個人的な感想文。
公開当時にはあまり感じなかったのだが、今観ると、20年や25年という「時の短さ」を思う。
例えば、机上に「サトラレ」の単行本なんかが置いてあると、「あれ?そんなに前だったっけ」と思うし、劇中の田村が「2030年からやってきた」なんて言われると、「そんな最近っていう設定なんだ」とビックリする。
出てくる役者たちも、真木よう子や上野樹里やムロツヨシなんかは「若いなぁ」とは思うけれど、基本的なところは変わらないし、佐々木蔵之介や瑛太なんかに至っては、ほぼ今と変わらない。
なので、ラストの展開の解釈も、自分の中では、昔と今とでちょっと変わってきた。
昔は、タネ明かしを「そういうことか!」と素直に受け止めて、ハッピーエンドを思い描いていたが、今は、田村は全てを知っていたのだろうと思うし、甲本には改めて「ドンマイ」としか言えないスレた自分w
公開からしばらく時間が経った作品を観ると、当時、既にレトロだったものと、当時は新しかったものの区別がつかなくなるんだなあということも今回の発見。(年をとった証拠なんだろうけど)
テープライター、身の回りでは全く見なくなったが、あのエンボスの手触りや質感を思い出して、懐かしくなり検索したら、まだ売っていてビックリ。ちょっと欲しくなってしまった。
夏の暑さが、役者たちのいい感じの暑苦しさで伝わってくる、やっぱり大好きな作品だなぁと再確認した。
思い入れがあるから点が高め
一番好きな映画は何ですか?という質問はなかなか厄介だ。そう感じる人も多いに違いない。そのままでは答えられないから、ジャンルや洋画邦画と絞って答えるようにしている。で、邦画で挙げるのは「サマータイムマシン・ブルース」。でも、最初に観たのは実はDVDだったりする。しかも結構昔のこと。映画.comにレビューも書いていなかった。今回のリバイバル上映で初劇場鑑賞となる。
大学のSF研の部室に突如現れたタイムマシーン。それをエアコンのリモコンを取り戻すために使うというくだらなさが好きだ。ものすごく驚く出来事なのに、それを矮小化させる感じが好きだ。時間があり余っている大学生の夏休みの雰囲気が漂っているあの舞台設定もいい。あんな大学生活を送っていたわけではないのになぜかしら懐かしくなる。
改めて観ると20年もたっているし、多少古臭く感じてしまうのは仕方ない。舞台劇をそのまま映画にしたような、若干の粗さも感じる。それでもこの脚本の面白さは色あせていない。青春SFコメディ映画の金字塔(言いすぎ)を劇場で楽しめてよかった。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時計を思わせる大学の時計、ガンダムのポスターとBGMといったオマージュも散りばめられていてニヤッとしてしまう。タイムスリップの設定や粗さはあるが、そもそも本作をSF映画として真剣に論じるのは違和感がある。あくまでコメディとして細かいところは気にせず楽しむのが正解だと思う。
瑛太や上野樹里、真木よう子が出演していたイメージはあったが、ムロツヨシもいたんだな。しかも意外と重要な役。20年たつとちゃんと有名になっていたりするのが面白いところ。ノスタルジックな感情が加算された上での点数なので、他人には参考にならないかもしれない。でも、しょうがない。それなりに思い入れのある映画だから。
夏!青春!バック・トゥ・昨日の部室!すべてはクーラーのリモコンのためだけに! 世界最小のタイムスリップアドベンチャーの傑作!上田樹里、真木よう子若い!
2001年初演、劇団ヨーロッパ企画の同名戯曲の映画化。
今回は、公開20周年記念リバイバル上映。
ある日、大学のSF研究会の部室に「タイムマシン」が突如出現!!
しかし、思いついたタイムマシンの用途は、壊れたクーラーのリモコンを昨日から持ってくることだけ。
それでも過去を変えたら、自分たちも消滅する?というタイムパラドックスを阻止するため、大奮闘。
未来や大昔にトラベルするのではなくて、SF研+写真部の数人の登場人物が、昨日と今日の部室を行ったり来たりするだけ(+α)というごく限られた内容の「タイムトラベル」もの。
「クーラーのリモコン」(エアコンではない!)がたどる時間軸の説明が、非常にクリアー。結局歴史は変えられない?変わらない!
おおげさな内容ではなく、ごく身近なエピソードだけで、十分SFしているところが非常に面白いです。
いろいろと張られた伏線も効いており、脚本が良くできています。
また、数々の小ネタも登場し楽しめます。(そのなかでも「ビダルサスーン」の印象が強烈!)
よく言われように、大掛かりな仕掛けや費用がなくても、脚本が面白ければ面白い映画(あるいはSF)が創れることの一例です。
今観ると、当たり前だが、瑛太、上田樹里!真木よう子!みんな若い!初々しい魅力!
ひと夏の京都、合宿状態で撮影した青春ものの好編でもあります!
原作の演劇もDVD化されており、映画で描かれた部室の外の出来事が、舞台ではどう処理されていたかなど、観比べるのも一興です。
時間表現は映画ではいくらでもできますが、リアルタイムで進行する舞台上で生身の役者たちがどう表現するかが最大の見もの!だから本来は舞台が生きるための戯曲なんです!
以前、舞台の再演、続編(あるんです!)の公演にも行きました!
未來人が出発した2030年まであと5年!
2030年にタイムマシンが開発されたとは言っていなかったのにも要注目。
「上田誠さん脚本」
早いもので公開から20周年。20年経ってもSFタイムリープコメディの金字塔、傑作でした。
タイムリープ青春SFの金字塔『サマータイムマシン・ブルース』が早いもので公開から20年。公開20周年を記念して渋谷シネクイントさんにて8月1日からリバイバル上映。
『サマータイムマシン・ブルース』(2005年/107分)
監督は『踊る大捜査線』シリーズの本広克行氏。
脚本は本作以降『ドロステのはてで僕ら』(2020)、『四畳半タイムマシンブルース』(2022)、『リバー、流れないでよ』(2023)、最新作『リライト』(2025)でも新境地を開いたタイムリープSFの大家、ヨーロッパ企画・上田誠氏。
「タイムマシン ムダ使い」のキャッチコピー通り、部室の壊れたクーラーリモコンを取り戻すためだけに、突然出現したタイムマシンに何の疑いもなく乗り込み「昨日」と「今日」をドタバタ行き来する「SF研究会」の部員たちを描いた痛快SFコメディ。
20年ぶりに鑑賞しましたが、本作が劇場デビューの瑛太氏はじめ上野樹里氏、真木よう子氏、ムロツヨシ氏がとにかく若く初々しくて驚嘆。月日の流れを感じます。
以降の上田誠作品に通じる独特の間やエスプリの効いた笑いは劇場第1作の本作でもすでに健在。牧歌的な香川善通寺の町並みが作品世界の面白さを一層高めています。
複雑で混乱しそうなタイムリープのメカニズムも、SF研顧問の穂積光太郎(演:佐々木蔵之介氏)に都度解説させて、純粋にタイムリープのドタバタコメディに集中できる点も良いですね。
20年経ってもSFタイムリープコメディの金字塔、傑作でした。
カッパを掻っ払い
2005年公開作品
2度目いやたぶん3度目の鑑賞
2025年8月1日に再上映予定
舞台の映画化
舞台俳優も出演
永山瑛太の映画初主演
ヒロインは上野樹里
あまり売れていなかった頃のムロツヨシが眼鏡をかけて出演
厳密にいうと2006年公開の『ゆれる』で新人賞を獲得した今回地味で独特の威圧感がない真木よう子もブレイク前かもしれない
監督は『曇天に笑う』『ビューティフルドリーマー』『ブレイブ 群青戦記』『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の本広克行
脚本は『ペンギン・ハイウェイ』『前田建設ファンタジー営業部』『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』『リライト』の上田誠
夏がくれば思い出す脱力系タイムマシンコメディー
2005年8月のとある大学の夏休み
SF研究会は大学の構内で草野球
SF研究会の部室に2030年から未来のSF研究会部員がタイムマシンでやって来た
部室のエアコンのリモコンが壊れたので壊れる前の過去のリモコンを取りに行くため勝手にタイムマシンを使ってしまう2005年のSF研究会部員たち
初見は設定がややこしく感じ頭が痛くなった
でも嫌いじゃない
升毅の神様設定がよくわからない
2030年タイムマシン完成
いや無理でしょ
いろいろ矛盾があるがとても些細なことだ
配役
柴田に想いを寄せるSF研究会男子部員の甲本拓馬に瑛太
部員が2人だけになりS研に部室の大半を取られ暗室だけになったライカの一眼レフを愛用するカメラクラブ女子部員の柴田春華に上野樹里
ヴィダルサスーンを愛用しているSF研究会男子部員の新見優に与座嘉秋
SF研究会男子部員のムードメーカーの小泉俊介に川岡大次郎
地元のホーロー看板やマスコット看板を盗んだ部室に飾る悪癖を持つ眼鏡をかけたSF研究会男子部員の石松大悟にムロツヨシ
SF研究会男子部員唯一の後輩部員の曽我淳に永野宗典
マッシュルームヘアでライカのカメラを愛用しタイムマシンを部室に置いてきた未来のSF研究会男子部員の田村明に本多力
キャノンの一眼レフを愛用するカメラクラブ女子部員の伊藤唯に真木よう子
甲本につまらないC級SF映画を薦める名画座の支配人に三上市朗
銭湯のオシャレな番台に楠見薫
大学の用務員に川下大洋
お遍路さんに升毅
ポスターの男に升毅
営業マンに升毅
ガードマンに升毅
測量士に升毅
軽トラの男に升毅
99年前の村人に升毅
2030年のSF研究会男子部員に伊藤紘介
2030年のSF研究会男子部員に石田剛太
2030年のSF研究会男子部員に酒井善史
2030年のSF研究会男子部員に諏訪雅
2030年のSF研究会男子部員に中川晴樹
SF研の顧問で万年大学助手のホセこと保積光太郎に佐々木蔵之介
これは!!僕を2時間「タイムリープ」させた!!!
生まれて初めて観た上田誠の脚本作品は「リライト」。最も直近に観た作品は、今作品です。
この作品は、途轍もなく熱量が凄い。夏だから暑い、という意味ではなく、、、。創り手の情熱が滾っている。その力で観客を一気にラストシーンまで「タイムリープ」させる。少なくとも僕は一瞬で約2時間弱を翔んでいた。
作品中の伏線やその回収については、もう多くの方々が語っている。僕は上田誠は作中人物ではなく、観客各々を「タイムリープ」させる力をもつ稀有な作家だと信じる。その現実では不可能な?「タイムリープ」に惹かれる人々は、上田誠作品を愛する。
だから、僕は言いたい。繰り返し繰り返し上田誠作品を体感してきたのは、不可能を可能にしてくれるからだ。演劇でも映像でも。
けれども、上田誠には倫理がある、と僕は思う。それは人の手が「歴史を、世界を変えてもいいのか」という是非について。彼の倫理観に、僕は敬意を覚えるし、同意もする。
それは今作品を観れば、あるいは「リライト」であっても明確に示されている、あくまでもさりげなく。
面白いけど、導入部分が少し長いので、そこで離脱する人多いかも。 2...
「損切り」が一番勿体ないパターン
まぁ、なんと言うか、チョッとだるい展開かと思いきや・・・。
愉快な仲間たちと間抜けな会話をするコメディで楽しめました。 タイム...
壮大なスペクタル?! 未来人参上!したタイムリープする作品
緑豊かな自然のなかにある大学
レトロな壊れかけた扇風機の羽根が
クルクル回転するシーン
真夏の灼熱地獄のようななか野球をしている
瑛太演じる甲本たち
ズッコケ三人組を思わせるSF研究会の
愉快な仲間たち、スローモーションの
オーバーな動きのダイナミックさ
部室のクーラーが壊れて暑さに嫌気が差して
いた大学生の青春が淡い恋♥
突然、未来人として参上した田村くんが
謎のキューピットのように描かれていました。
25年前の古い街並みに懐かしさが満載でした。
寂れた映画館で上映していた作品に映画に対するリスペクトがあるように見えました。
保積演じる佐々木蔵之介さんが、黒板に図解として書いた説明に納得したり
タイムリープして時空を超えて行ったタイムマシンを発明したことを知り、
新しい発明家になる明るい未来を感じることが出来ました。
真木よう子さんが若々しく、ムロツヨシさんは、味のある演技でした。
アニメの四畳半タイムマシンブルースに
共通するヴィダルサスーンが登場、
結局、自分自身に関係していた場面も
コミカルさがあり面白かったです。
沼の河童に眠っていたモノ
犬のハチャ?が発見したことにより
一件落着、涼し気なクーラーの部屋のなかに
いるような爽快感がある作品でした。
ちょっとクセがあります
全75件中、1~20件目を表示