「だんだん切なくなってきます」スクラップ・ヘブン imoyumiさんの映画レビュー(感想・評価)
だんだん切なくなってきます
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オダギリジョーが好きで見ました。
加瀬亮の演じる警察の主人公と
オダギリジョーの演じる役が、
悪い大人に復讐していくところは痛快です。
オダギリジョーの役がいつでもふざけてて面白いです。
話が進むにつれて二人が崩壊していくところは
見ていて切なくなります。
二人が追い詰められているときに栗山千明の役の女の子が
わりとあっさりどこかへ行ってしまうところに
冷たいけど颯爽としてるなぁと思いました。
前半は面白くて笑えるシーンもありますが、だんだん切なくなってきます。
最後にボロボロになった二人が取調室で再開するところから、
ぶわっと涙がでて来ました。
同世代だから共感できるのかなぁとも思いますが、
社会に対する不満とか投げやりな気持ちが伝わってきます。
EDのフジファブリックの曲は
この映画のために作ったそうですが、
切なくてちょっと不穏な雰囲気にぴったり合っていて
最後まで涙が止まりませんでした。
バッドエンドな感じもしますが、
見たあとにはさっぱりした気持ちで
それでもよかったのかなぁと
さいごは肯定的に受け取れる映画だと思います。
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