ALWAYS 三丁目の夕日のレビュー・感想・評価
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日本の精神文化の元となるものを伝えられる作品
じわーっと心の真ん中に響いてくる
ほろり。
あかーん、これは反則。冒頭数分ではや涙。ガキの頃、こんな光景だった...
あかーん、これは反則。冒頭数分ではや涙。ガキの頃、こんな光景だったよな。
昭和は良かった。時に本気で怒り、そしてまた腹から笑う。そこには人間への愛が確かにあった。それに比して今はどうよ。建前と綺麗事ばかり。(すいません、懐古主義者の愚痴です)
さて内容、なんといっても君だ、芥川、いや茶川。こどもの読み間違えレベルなのだが、壺に入った。そして演じる吉岡、はまりすぎ。情けないとことか(笑)「北の国から」の純をやっと卒業できたね。
愛すべき登場人物ばかり。みんないい。とりわけ、薬師丸ひろ子と堀北真希の最後のやりとりはただただ号泣。
暮れ行く夕陽を美しいと感じられる自分でありたい。そう思いました。
やっぱこれ反則よねー(笑)
なんていい話だ。
みんなでテレビ囲み隊!
日本人好みの懐古趣味の話
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 75
まだ日本が貧乏だった時代だが、社会には希望が、町には人の温かさがあったということを主題のひとつにした映画だろうか。実際にはこの時代は貧困に苦しんだり職にあぶれた浮浪者が巷にあふれていたりしていたらしいが、同時に経済が上向きで未来に希望を持てる時代でもあったのだろう。登場人物に殆ど金持ちは登場しないが、苦労していても絶望したりすることなくなんとなく深刻にならない和やかさが作品の底辺を支えている。
そのあたりの人情的な話はありきたりと言えばその通りで否定できない部分もあるし、個人的に作品では美化され過ぎているこの時代がそんなに良かったとも思えない。今でも上野駅周辺には浮浪者の人々がたくさんいるし、ましてこの時代では猶更であろう。ではあるのだが、そういう現実的な部分に焦点を当てるのではなく、こういう怒ったり泣いたり悲しんだりするのを、厳しい生活をほのぼのとした雰囲気の中で描く。その中で笑ったり救われたりする話も、ありきたりだし特別感動したわけではなかったが、悪くなかった。こういうのはとても日本人好みの話だと思う。それぞれの登場人物がどういう人でどういう生活を送っていてということもしっかり描かれていて、そのために思い入れを持てるのもいい。
建物などのセットなどはこんな程度かなと思うが、CGが健闘していて当時の街並みの再現が良かった。
大号泣
今の社会に足りないものがあります。
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C62蒸気機関車に乗って青森から集団就職で六子(むつこ)が
やってくる。
就職先は、東京の下町、夕日町三丁目にある鈴木オート。
小さく古臭い下町向上と、自身の描いていたイメージとのギャップが激しく、
六子はがかりする。
鈴木家では、六(ろく)ちゃんと呼ばれ親しまれていくが、
内心がっかりしたまま、鈴木オートで働くことになる。
向かいには、駄菓子屋「茶川商店」の主人・茶川竜之介が。彼は、
は小説家。
茶川は居酒屋「やまふじ」の美人店主・石崎ヒロミから
見ず知らずの子供・古行淳之介を酔った勢いで預かってしまう。
結局帰すに帰せず、二人の共同生活が始まる。
そんな飾り気のない下町で展開される人間模様を、ありのままに
描かれ、母親愛、人情が感じられるシーンで、何度か涙することは
間違いありません。
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CGによって再現された、昭和33年の東京下町の風景に、
圧倒されました。
薬師丸ひろ子さんが演じる、鈴木トモエの姿に、
子供を思う、母親愛を感じずにはいられませんでした。
頑固な夫の則文、やんちゃ盛りの一平、そして理想との
ギャップから働くことに気持ちが乗らない星野六子。
どのようなことがあっても、どのような態度で相手が接しても、
決して動じることなく、母として一途に人に接していく姿には、
何度か涙を流しました。
私はこの時代に生きていたわけではありませんが、
懐かしく思うと同時に、今の社会が学ばなければならない
ことがあるように思いました。
邦画もがんばってるなあ
心に染みてくるいい話
拙ブログより抜粋で。
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喜劇らしくデフォルメされた役者たちの大芝居には最初戸惑いもしたが、こちらがこの世界観に追いつき始めると、もう時間の経つのを忘れるほど。
子役や若手、ベテランを問わず、役者さん方それぞれにいい味を出していて、そういう点でも欠点は見当たらない。
そんな俳優陣の中で、筆者が特に採り上げたいのが則文の妻・鈴木トモエ役の薬師丸ひろ子。でしゃばった役柄ではないのに、さりげなく発揮される優しさや強さ。これぞ日本のお母ちゃんという彼女の自然な立ち振る舞い、存在感は、そこに居るだけで嬉しくなる。
弱点がないわけでもない。それがこの作品の売りのひとつであるVFX技術で丁寧に再現された昭和33年の町並み。
冒頭から後半にいたるまで気になってしょうがなかったのが、日本映画の弱さであるこじんまりとしたセット撮影の夕日町三丁目商店街とCG合成による見通しのよい表通りとのつながりの悪さ。
上野駅や銀座の交差点にしても、よくできたCGが端整すぎてCG臭さが抜け切れていないのが惜しい。
しかしそんな今一歩なVFXの中で、象徴的に何度も登場する建設過程の東京タワーはすばらしい出来ばえだ。ことさら物語に関わってくるわけではないのだが、ラストで見せる完成した東京タワーが夕日にそびえる姿は、この映画の後味の良さとあいまって目に焼きつく。
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