雲のむこう、約束の場所のレビュー・感想・評価
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思春期に観てよかった
小説版「雲のむこう、約束の場所」を読んで深く感動し胸を締め付けられ、期待と不安でドキドキしながら映画を観ました。
私は小説から入ったため苦ではありませんでしたが、
初見の方にはわかりづらい描写が多いかと思います。
少し退屈だと思ってしまうシーンもありました。
映画を観てみて「嫌いじゃないけど、なんだか釈然としない」という方がいらっしゃいましたら、是非、小説を読んでいただきたいです。
私は現在思春期真っ只中で、
言い知れぬ不安や虚無感で胸が苦しくなったり負の塊に押しつぶされそうになったりします。
けれどもそのようなマイナスな気持ちだけではなく、何かに強く惹かれ憧れる気持ちも、とても深くあります。
そしてその強い憧れの気持ちも少しずつ失われてきていることを感じています。
当初はそれだけでこの世界の全てが満たされて他には何もいらなかった。
でも今はそうではないことを知っているし、あのときの気持ちはもう価値を失いつつある。
そういったいわゆる思春期の葛藤を、新海誠監督は非常に繊細に美しく素敵な作品にしてくれます。
当事者(思春期の人間という意味で)の私としては、
涙なしには観れませんでした。
それに、エンディングの曲は監督が作詞をなさってるのですね!
(勘違いでしたら申し訳ないです💧)
とても暖かみのある素敵な音楽です。
また何度も観る作品になると思います。
もっと歳を重ねて観てみると全く違うように感じるんだろうなぁ。
その日が楽しみです。♪
君の名は。に通ずるものを感じる
SF、蝦夷と本州で日本が分断されている青森県が舞台。
軌道エレベーターに見える蝦夷の塔。
平行宇宙?平行世界?夢?
ソックスを履いた黒猫チョビが一匹。
光の反射の描写がこの作品にもある。というかこっちが先か。
人間の描写はこちらがはるかに幼い。少年サンデーぽい。
ちょっとエヴァぽかったりして。
ヴェラシーラという飛行機を作る感じは鳥人間コンテストみたいwもっとハイテクなんやろうけど。
バイオリンと光の演出。夏と冬で季節感を感じるのも光の演出なのか。
メカ関係はもひとつ。
さゆりちゃんが目覚めたら世界が飲み込まれてなくなってしまうかと思ったけど塔を壊したから世界は救われたってこと?
劇中は良かったけどエンディング曲が今ひとつ。歌が♡って誰なのか?
星を追う子ども といい新海誠はクレーターが好きなのか
全く面白くありませんでした
分断された日本でのSFラブストーリー
君の名は。で一世を風靡した新海監督の過去の作品の一つ。
ほしのこえに続きこの作品でも恋、恋未満の感情が出てきます。
2017年現在でヒロインと男二人の三角関係が描かれているのはこの作品のみです。
主人公と親友は飛行機作りに熱中しています。
そこにヒロインが登場してきて・・・
この物語の最初は大人になった主人公が昔を思い出すところから始まるように、時間軸の移動が顕著です。これも後の君の名は。に受け継がれています。
このように新海監督の作品は過去の作品とのリンクがたくさん散りばめられているので、そこを意識して観ると何倍も楽しくなります。(これであなたも立派な新海監督オタクです。)
他には電車での描写、ヒロインの為に行動を起こす主人公の衝動。挙げていたらキリがないくらいのファン歓喜ポイントがありますね。
SF色濃い+知らない用語アリ+時間軸が変わるのがややこしいので新海監督初心者や難しい展開が苦手な人には注意が必要ですが、個人的には好きです。
SFなのか恋愛と友情なのか迷う作品
「君の名は。」で感動し、矢継ぎ早に新海作品を鑑賞した5作目。SF作品と言える日本が二つの国に分割支配されている状況、不思議なタワーの存在並びに超大国同士の冷戦のシーン。一方恋愛がからむ学校、ローカル電車などの日常生活シーン。私の頭の中では上手くこの両者が結びつかない。原作は小説なので書きっぷりで読者は了解しその世界に参加出来るようであるけどなぁ。アニメは描きっぷりがメイン、そしてナレーションと音楽がサブ。鑑賞者が参加するには絵がしっかり語らないといささか厳しい気がするがこのままでは何か十分ではない気がする。
でも、やはり後の新海ワールドを予告しているような素晴らしい画もあり全く嫌いではない。トータルSF作品とするか又は恋愛と友情作品とするかどちらかに軸足を定めるべきだったかな。
20点
結構好き。
うーん、、、
ファンタジーSF?
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