「竹内結子さんが美しい」いま、会いにゆきます 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
竹内結子さんが美しい
改めて美しい人が逝ってしまった・・・と、悲しい気持ちになりました。
でも、この映画の中では、24歳の若さの竹内結子さんが、永遠に輝き続ける
・・・親族の方には残酷なことかも知れません。
最後まで映画を観ると、澪(竹内結子)は巧(中村獅童)の事を、高校一年の
はじめて見た時から好きだったのですね。
初恋でした。
巧よりむしろ恋の成就を望んでいたのは澪で、澪の願いを叶えてくれたのが、巧だった
・・・そう思えて来ます。
澪は巧と結婚して佑司を授かり、27歳の若さで病死してしまいます。
「一年たったら、雨の季節に又戻ってくるから」
と、言い残して。
澪が帰ってくる6週間の日々が愛おしいさ。
宝物のような邂逅の日々。
この6週間の再会があったからこそ、巧も佑司も残りの日々を生きられたのですね。
澪が現れる廃工場が、ファンタジーのようにレトロで美しい。
悲しいストーリーなのに、なぜか癒される映画でした。
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