わが青春のアルカディアのレビュー・感想・評価
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艦と艦、男と男
ハーロック家は、代々愛機にアルカディアの名付けていた。若きハーロックは侵略者イルミダスとの戦いに敗れ、占領軍ゼーダ司令のより追放される。イルミダス兵との乱闘騒ぎで、トチローと出会い、二人は親しくなる。イルミダスの軍門に下ったトカーガ星のゾル、ハーロックが愛したマーヤ、宇宙自由貿易人エメラルダスらと。
アルカディアの意味は、理想郷。ハーロックのご先祖様の声は、なんと石原裕次郎。最後の艦と艦、男と男の対決が良かった。
「ヤマト」も「999」も見てるのに、ハーロックは見ていない。何でと思ったら朝日系の放送、当時地元に系列局がなかったためでした。
キャプテンハーロック誕生
東急エージェンシー創立20周年記念作品。
FODプレミアムで鑑賞。
原作マンガは未読です。
友情。愛。理想郷(アルカディア)を追い求める冒険心。
男のロマンにあふれたストーリーに胸が熱くなりました。
冒頭の石原裕次郎によるモノローグは重厚感あって引き込まれました。ものの数分なのに一気にアダルトなムードが漂い、最後まで作品全体を引き締める効果が抜群でした。
クライマックスの男の戦いもかなり熱かったです。互いの死力を尽くした決戦はこれぞ「ロマン」と言うに相応しい。私も想いの赴くまま、自由の道を歩みたいものだ…
[余談]
…と言いつつ、ハーロックとゼーダの一騎打ちに巻き込まれた乗組員たちはどう云う心情だったのかと想像すると、めちゃくちゃ心が痛みました。決闘はひとりでしないと…
キャプテン・ハーロック
勇敢な先祖を持つキャプテン・ハーロックの若き日を描く。
イルミダスに占領された地球でトチローと知り合う。
イルミダスは地球の脅威になるとトカーガを滅ぼそうとする。
昭和の香りがプンプンするアニメ。
ハーロック:井上真樹夫
TVシリーズの山寺宏一よりは映画版の井上真樹夫の方が好き。だが前半の貫禄のない無鉄砲な戦士というのがどうも・・・。やはりハーロックはクールな無敵のヒーローというイメージだから。色々な種明かしはいいのだがそこに辿り着くまでに残念ながらリタイア。
我が青春の初映画(笑)
親に連れられてではなく、自分1人きりでお小遣い握りしめて映画館に足を運んだ、我が青春の記念すべき思い出の初単独鑑賞映画w
(単独鑑賞第二弾はプロジェクトAだった)
「歌」はめちゃくちゃ記憶に残っています。1982年に劇場で一度観たきりなのに、未だにフルで正確に歌える(笑)
でも作品自体は、冒頭シーンだけは印象的だったけど、期待していた程の感動は薄く、あまり記憶に残らなかったのですよね、残念ながら・・・。
(まぁ、漫画で知っているトピックの焼き直しや微修正も多いから、基本的に覚えているシーンは多いんですけど。)
今回、冷静に鑑賞してその理由がよくわかりました。
漫画ならば、不思議と心に響く松本節も映像化してしまうとやたらと冗長かつクドくなってしまう。
本作はそのダラダラとした間が多すぎるのですね。そう考えると「999」や「さよなら999」は本当に良く出来ていたと思います。
東急エージェンシー20周年記念作品だったとは初めて知りました。(子供の頃は「東急」について深く考えなかったのね(笑))
僅か数分出演したのみの石原裕次郎に1000万円以上ものギャラを払うくらいなら、その費用でもう少し他の事が出来たんじゃないか?
(他の声優陣は30分3万〜5千円が関の山ですからね。主演の井上真樹夫さんも富山敬さんも12万円くらいしか貰ってないだろうと思います。石原裕次郎使う必要性が無いでしょーに!)
幼少期の人格形成時、松本漫画には多大な影響を受けてますので、本作も絶賛したい気持ちは山々ですが「気持ち」だけにしときます。
約10年に及ぶ松本アニメ全盛期の終焉を告げる作品になってしまいましたね。「無限軌道SSX」も面白くなかったし。
漫画なら「1000年女王」か「漂流幹線000」
アニメはこの「我が青春のアルカディア」が、かろうじて見られる最後の作品な気がしますね。「999エターナルレジェンド」は買い続けていくうちに後悔したし「メーテルレジェンド」なんざ、後付けで設定変更するのはもうマジに勘弁してください!って感じだし。
敬愛するハーロックやエメラルダスを作者自ら汚すのはやめてくれぇ!(悲鳴)
ともかく、本作は松本作品がグダグダになる前の「まだギリギリセーフ」な位置付けにあると思います。
今回、息子と一緒に鑑賞しましたが、息子には響いたようで一安心。
「DVDがあるなら買いたい」と言ってくれたほどで嬉しく思います。
確かに「男の生き様」「男の心意気」はしっかり描かれていますからね。(でも、あれ、一騎討ちじゃないよねw)
まさか、この歳になって本作を劇場にて息子と鑑賞出来る日が来るとは思いませんでした。しかもデジタルではなく35mmフィルムだったのも感動ひとしおです。
ニッチ映画の扱いが多い、街のミニシアターに感謝です。
松本零士の世界
ハーロックとエメラルダス、そしてトチローの運命的な出会い。そして愛するマーヤの物語。『銀河鉄道999』などにも登場するハーロックやエメラルダス、そしてトチローの原点となる映像作品なので登場人物を把握するのにちょうどよい。
地球をイルミダスによって占領され、地球人による反乱軍が蜂起するところまではよかったけど、終盤にサムライとして1対1の対決!ってことになってからは平凡すぎる。しかも、戦艦乗組員も道連れだし、こんな司令官には従いたくない。この旗の下で!というのはハーロック側にしか通用しないし、俺だったら自由に逃げてやる!てな気持ちになりました。
ハーロックのトチローの先祖のエピソードにより強い絆があったことはわかるけど、やっぱり男の子向けの作品。エメラルダスにも活躍してもらいたかった・・・
わが青春のアルカディア:俺たちの世界はこの全宇宙だ【邦画名言名セリフ】
【わが青春のアルカディア:個人評価=★★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
【わが青春のアルカディア:おすすめポイント(個人評価理由)】
1.ハーロック、大山敏郎・トチロー、エメラルダスが揃うと最高!!!
2.ハーロックと大山敏郎・トチローの友情エピソードがいいなぁ!!
3.ハーロック一族の初代当主役の声優が石原裕次郎!
【わが青春のアルカディア:名言名セリフとその場面】
・「俺たちの世界はこの全宇宙だ」
→ラストシーンで、井上真樹夫が発する名言名セリフ。
自由と理想郷《アルカディア》を求めて
松本零士が生んだ名キャラクター、キャプテン・ハーロック。
その若き日の姿を、運命の友となるトチローやエメラルダスとの出会い、最愛の女性マーヤへの愛と別れ、地球を支配するイルミダス人との戦いの中に描く大作SFアニメ。
冒頭に登場するハーロックの先祖の声を石原裕次郎が担当するなど、ドラマチックで重厚な作りは大人こそ楽しめる。
逆境から立ち上がる強い心、辛い時に芽生えた友情、勇気、希望、誇り、多くの熱い思いを乗せて、アルカディア号は飛び立つ。自由の旗の下、理想郷《アルカディア》を求めて。
「宇宙戦艦ヤマト」もそうだが、松本零士の作品にはいつも大和魂が宿り、胸熱いものを感じる。
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