「自然豊かな駄話」茶の味 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
自然豊かな駄話
宮崎駿の『となりのトトロ』みたいな雰囲気がする田舎町に『火垂るの墓』での清太と節子のような兄と妹、まぁそれと関係はないけれど監督の前二作より地味に思えながらも石井克人の集大成的、監督の世界観が前面に常連俳優を散りばめながらプロパーな三浦友和と手塚理美はTVドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」でも夫婦役、贅沢な樹木希林にSMAP時代の草彅剛と武田真治に和久井映見はチョイ役で、相武紗季と立派になった高橋一生や松山ケンイチ、尾野真知子に菊地凛子と贅沢で豪華な出演陣、この頃の土屋アンナはクリスティーナ・リッチみたいで可愛かった、家族の物語を中心にそれぞれの群像劇としては御粗末な纏りの付かない短編集のようで、監督の得意に思える身内ノリが微妙に笑えないのが相変わらずな石井克人かと。
子役の二人と我修院達也、そして浅野忠信がいるからこそ映画としてギリギリに保たれている、逆上がりの練習と達成には少しの感動が!?
公開当時にフォーラム仙台にて鑑賞。
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