「言葉を「字」じゃなくて「音」で聞きたいとか」天国の本屋 恋火 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉を「字」じゃなくて「音」で聞きたいとか
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映画「天国の本屋 恋火」(篠原哲雄監督)から。
主人公を演じる竹内結子さんが二役を演じているが、
彼女の美しさが、二人の違い、天国と現世の違いを
わからなくさせてしまっているのは残念であった。
作品内に何度か「朗読」するシーンが出てくる。
そして、こんな会話が私を「なるほど・・」とへ思わせた。
「本屋さんではね、よく店長に本を読んでもらっているの」
「なんでみんな本を読んでもらいに来るんですか?」
「どうしても他人に読んでもらいたい時ってない?
思い出が強くて1人では読みたくないとか、
言葉を『字』じゃなくて『音』で聞きたいとか」
子供たち対象の絵本の読み聞かせとは違い、
字だけが書かれている本を、目ではなく耳から入れる、
違った五感で感じることができる喜びや悲しみは、
なんとなくわかる気がする。
そう言えば昔から「詩集」は、声を出して読んでいた。
あれって、どうしてだったんだろうなぁ。
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