「【”日韓の若き高校生のスポーツを通じた恋愛に、二国間の哀しき歴史が影響を及ぼすのはオカシイよ!、彼ら、生まれてないじゃないか!】」チルソクの夏 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”日韓の若き高校生のスポーツを通じた恋愛に、二国間の哀しき歴史が影響を及ぼすのはオカシイよ!、彼ら、生まれてないじゃないか!】
ー 作品の存在は知ってはいたが、初見である。
しかも、主演は上野樹里さんだと、勝手に思っていた。
けれども、主演は水谷妃里さんという、何となく橋本愛さんに雰囲気が似ている素敵な女優さんであった・・。ー
■感想
・日韓の政治的な問題が長く続く中、下関と釜山が友好関係の都市であった事。そして、1970年代から、「関釜陸上競技大会」が、代々続いていた事に驚いた。
・その大会に出る、日韓の高校生達の姿。
”韓国は日本への対抗心が凄いから・・、良く分からんけど・・”
という、言葉。
ー 日韓の歴史の軋轢は、何時になったら、解消するのであろうか・・。ー
・そんな中、高跳びに出場する郁子(水谷妃里)のジャンプを観ていた安君からのアドバイス。
”ファイブ・センチメートル・バック”
そして、バーをクリヤーする郁子の姿。
ー 素晴らしいアドバイスを贈ってくれた同年代の男子は、国籍の隔たりがあっても、気になるよね!ー
□安君の、日韓の壁を越えた郁子との”ロミオとジュリエット”シーン。
”イクコ、オハナシシヨウ・・”
トイレット・ペーパーに郁子が書いた、住所。
ー もっと、ちゃんとした紙はなかったのか!等と、突っ込みつつ、魅入られたシーンである。ー
”七夕知ってる?”
”チルソク!”
<日韓の、歴史的な負の遺産は、未来永劫続くのかもしれない。
だが、佐々部清監督のオリジナル脚本である、今作の様な素晴らしき映画が製作され続ける事で、その負の遺産が少しでも氷解していく事を願ってしまった作品。
安君と、郁子の十数年ぶりの邂逅のシーンは、物凄く心に沁みます・・。>
コメントする