劇場公開日 2003年12月13日

「双子!」ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0双子!

2019年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 主人公の自衛隊機龍(メカゴジラ)整備士中條はかなりメカオタクの雰囲気を出していて面白かった。さらに『モスラ』で言語学者・中條(小泉博)を演じていた小泉博がそのままの役で小美人の再訪を受ける。43年ぶりの再会。彼女たちは「ゴジラの骨を海に帰してほしい」と彼に訴える。「人間がゴジラの骨から戦いの道具を作ったのは大きな過ち」「さもないとモスラが人間の敵にならねばならない」と。機龍自体がゴジラの骨を使っているため、難しい決断を迫られることになったのだ。

 そんな折、巨大生物の遺体が漂着する。かつてセルジオ島で発見されたカメーバ!どうもゴジラにやられた様子だった。そしてゴジラが東京に襲来。機龍を廃棄するかどうかで悩む政府内の運用反対派もいる中で、モスラを呼ぼうとする中條の孫が学校の校庭にモスラの紋章を描く。

 すごい!東京タワーは折れちゃうし、国会議事堂もつぶれちゃう!しかし音響面が弱いのか恐怖が伝わらない。せっかくのドルビーサラウンドが活かされてません。そんな中でもモスラの卵から双子の幼虫が生まれ、善戦を続けていたモスラの応援へと駆け付ける姿に感動。彼らを守って最期に火の玉となったモスラ成虫が綺麗で泣けてくる。中條が倒れた機龍を修理しようと単独乗り込もう奮闘するところがク中盤の見どころとなるが、整備士の苦労を描きたかったのだろうか、一風変わった内容でもある。

 見所は小美人の「モスラの歌」!音もいいし、懐かしくて感動的だった!

kossy