ジョゼと虎と魚たち(2003)のレビュー・感想・評価
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男は弱く女は強い
10年ぶりに観た。
当時は妻夫木君やジョゼと同じ年の頃。
共感もして、こんな風に恋をして二人だけの世界で生きて、彼女が出来たらただ生きてる日常もキラキラ輝きだして、毎日が楽しいんだろうなと思ってたけど、
今色々経験しておっさんになって見てみると、あの時の純粋さが今は全くないぞ!と自分に若干引いた。
大学生って何て暇なんだ?とお前ら恋愛だけか?と…
ただやはり、妻夫木君と池脇千鶴ははすごく良かった。頼りない妻夫木君を池脇千鶴が引っ張ってるのはキャラにもピッタリハマってるようにも思えた。
朝ごはんが美味しくて関わりが出来るのも納得出来るし、あんなに二人の世界が出来てたのにプツっと途切れてしまうのも若い恋愛すごく納得出来る。
ラストの二人がとても良かった。
心に引っかかる苦しくなるラストだけど、
自分から身を引いたのに苦しむ妻夫木君と、捨てられたのに一人で生きて行く
強さを見せるジョゼに胸がただただ苦しくなり、それを見たいがためにまた観るのだと思う。
背中
ラストで全部持っていかれた
原作とびみょーにちがう
以前、原作を読んでこのおばちゃん(田辺聖子)あの顔でこんな繊細な小説書くんだ…
(笑)と思いつつも深い感動を覚えた
映画はイメージ通りのビジュアルだったけど、根本的な解釈がちょっとあたしとは違う
ピュアーな二人の感情がすこ~し裏切られた感じのまとめだったので
もう一度近いうちに原作を読み直します、あたしが勝手に美化したかもなので…
車いすのジョゼと巡り会った大学生恒夫の恋愛
恒夫がどんどんはまっていく不思議な魅力のジョゼ
外に出して貰えない生活の中、お祖母ちゃんがゴミの中から拾ってくる無差別な本が
彼女の知識として蓄積されていて、そのうえ独特のセンスに時間が磨きをかけている
障害者だからという甘えも遠慮も持たず、孤独の力がジョゼを凛とさせている
しかしそれを背負いきれない恒夫なのであった、、、、
(あ~違う、、、こんな説明じゃないものが小説にはあったはず)
映画としてはよく出来てると思う
ジョゼのリメイクした洋服と組み合わせがそーとーハイセンスでハッとする
(お出かけしないのにいつもきちんとブラウスを着ている)
写真集があったら欲しいくらい…お部屋もいい!押入の中で本読んで暮らすジョゼ
大阪の下町の長屋と、土色の顔した怪しい風貌のお祖母ちゃんがまたリアル
お嬢さま学生役の上野樹里がかえって生々しいくらいのシュールな映画
切ない
なんとも切ないけどよかったのかな。
自然で自然じゃない
これは静なんですけど動な映画です
まず絶対的におもしろい
映画として絶対に外してはならない条件
「おもしろい」
を完全にクリアしています
先が気になり楽しく予想できません
また静なんですけどテンポに凄いキレがあり一分も退屈さがありません
ジョゼと自分を呼ぶ社会から迫害される立場にある立場は最弱な大阪弁の少女
妻夫木聡演じるありがち大学生
2人の魅力が倍増し、本当におもしろいストーリーと底に流れる静の美しさと表に出る動のコメディのような計算された展開
これはレベルが格段に高いのに
「ちゃんと普通にめちゃおもしろい映画」
です
個人的な意見ですが、映画を通じて共有した思い出や時間は一生残ると思います
これは映画でありながらも私も大好きなひとつの美しい詩編です
よくわからないです
恋愛物ではあるけれど、いろいろな意味が込められている作品
雀荘でバイトをする大学生、恒夫は
ある日、雀荘の客の間の噂話を耳にします。
それは、毎日早朝に乳母車を押しながら近所を歩いている老婆のこと。
乳母車の中身は一体何なのか?
そして、恒夫は乳母車に遭遇します。
乳母車の中身は・・・「ジョゼ」と名乗る少女でした。
平凡な大学生と、風変わりな少女のラブストーリーです。
恒夫は複数の女性と同時に付き合うような遊び人なんですが、
「ジョゼ」との出会いによって、心の中に変化が現われます。
外界と遮断された状況で育ってきた「ジョゼ」は、
恒夫と出会うことで外の世界の素晴らしさを知って行きます。
誰でも人を好きになった経験はあると思うんですけど、
「ジョゼ」と恒夫を見ていると、
自分の経験と重なって、思わず感情移入してしまいます。
見終わった後には、何とも言えない余韻が残る作品です。
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