「いつ好きになったのか考えてみた (-ω- ?)。あと、〇〇〇ちしたときの心情。」海がきこえる マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
いつ好きになったのか考えてみた (-ω- ?)。あと、〇〇〇ちしたときの心情。
感想
最後に第2章の始まりを予感させる終わり方だったので良かった。
だけど高校の時は何で上手くいかなかったのだろう。別に2人の間にあらがうことの出来ない運命の障壁が立ちはだっかてた訳でもないのに。
まったくヤレヤレだぜ ┐(-。-;)┌
(おわり)
以下の駄文は自分用の備忘録。
●まず、杜崎はいつ里伽子を好きになったのか。
・(その1) 杜崎、里伽子の笑顔にほだされる。
僕の結論は、ハワイで里伽子にお金を貸した出来事の時から杜崎は里伽子を好きになったと思う。
ただし、杜崎本人はまだ無自覚かもしれない。
里伽子が杜崎にお金を貸してと頼んできたとき、お互いが言いたいことをぶつけあい、イザコザが起きるるのだが、このときの一連のやりとりが、2人の距離を縮めたと思う。
大ざっぱにこんな感じ。
お金を落としたから貸してほしいと言う里伽子に、杜崎が高知弁で答えると、里伽子は、「高知弁て時代劇みたいね」と言う。
そして高知弁が聞き取れなくて何度も聞き直してるうちに、すっかりクラスで浮いてしまった心情を吐露する。
そのあと杜崎が、現金は2万円までのルールを何で守らないんだと里伽子をを非難すると、
里伽子は、「そんなの誰も守ってないわよ、杜崎くんてセンセイみたいなこと言うのね。 まるで優等生みたい。(松野くんから)聞いたのと違うわ、ガッカリ」と言い、ムッとした顔してプイっと顔をそむけてしまう。
杜崎 「おまんの東京弁もケンカ売っとるようじゃ」
里伽子「(東京弁が)ケンカ売ってるなんて言われたのは(杜崎くんが)初めてよ」と言い、自分の東京弁がここではケンカ腰に響いてたんだと初めて知る。
里伽子が、時代劇みたいなんて言ったことを謝罪し杜崎と和解する。
要するに、本音と言う程のものではないのかもしれないが、お互い言いたいこと言いあって、仲良しになったのだと思う。
杜崎が母親に「岡崎さんて子に親切にしてあげなさいよ」と言われてたのもあるが、顔見知りの女子に頼りにされて嬉しかったのは間違いない。
さらに杜崎が里伽子に引かれた要因としては、
・ お金を貸してもらえると分かった時の、
パッと輝いた里伽子の笑顔
・ 手を合わせて拝むような仕草がカーイイ
・ シャツの下が水着だったので胸の谷間に
ドキドキした
・ 2人だけの秘密ができて嬉しかった
っていうか、これ、杜崎の気持ちじゃなくて、もし僕だったらそう思うという話ですハイ (^^)。
しかし、ここで杜崎の気持ちにブレーキをかけたのが親友の松野の存在である。
杜崎は松野に誤解を与えないために、里伽子と話していた理由を話してしまう。さっき里伽子に誰にも言わないでねと念を押されてたのに。まあ、松野に見られちゃったんだから、誤解をうまぬよう話すしかないわな。
里伽子よりも松野との友情が優先である。
だけど里伽子に「言わないでねって言ったのに、もう松野くんにしゃべっちゃったのね。杜崎くんておしゃべりね」とツンツン言われムカつく杜崎くんであった (^^)。
●杜崎はいつ里伽子を好きになったのか。
・(その2) 杜崎、里伽子の涙にもほだされる。
高知空港から東京旅行の間のどこかで、杜崎は里伽子を好きだと意識したと思う。だけど僕には明確にどこかは分からない。
同情が愛情に変わったのかもしれない。
空港に呼び出された杜崎は、里伽子の涙にほだされて気勢をそがれ、言葉につまる。
落ち込む里伽子に杜崎が「一緒に東京へ行こうか」と提案する。
喜んだ里伽子の笑顔に、またも杜崎はほだされる。
まったく (´~`)
東京のホテルに飛び込んできた里伽子に胸で泣かれ、杜崎は里伽子の涙にほだされる。
ヤレヤレ ┐(´~`; )┌
杜崎は、「東京の大学に行こうと思ったのはこの東京旅行の時だった」と語っている。里伽子はきっと東京の大学に行くだろうから、自分も里伽子と同じ東京に住む気満々だ。
●では、里伽子はいつ杜崎を好きになったのか。
里伽子が杜崎を好きになったのは、東京のホテルで朝起きたとき杜崎がおフロで寝てるのを知ったときだと思う。
正確には好きというより好感度がアップしたという感じで、恋愛感情は、ほぼほぼ無いかな。
このとき里伽子は「杜崎くんて、ちょっといいな」と思ったとおもう。
「なにもソファで寝ればいいのに、ふふふ」ってなもんである。
実はこれは映画を見て、そう解釈したとか読み解いたのではなく、僕がもし里伽子ならあそこで好きになる(好感度が上がる)だろうなという話だ。。
東京に来てからの里伽子は、他に話す相手もいなかったせいもあるが、パパ、パパの女友達、元カレの悪口や愚痴を杜崎にぶつけて、高知にいたときより杜崎に気を許しているように思えた。
ハワイと高知空港ではまだ「いいお友達 (都合がいいお友達?)」だったと思う。
◆里伽子と杜崎が平手打ちした理由。
全て衝動的に平手打ちしたので、理由というよりも、その時の2人の心情を考えてみた。
まず最初のやつから。
前提として杜崎は里伽子が好きで、おそらく里伽子もそれを気付いてると思う。
だから、里伽子は自分よりも松野との友情を優先した杜崎への怒りと松野に対する嫉妬で杜崎に平手打ちをした。
里伽子を呼び出した杜崎と里伽子の会話。
杜 崎 「お前が松野に変なこと言うから、こっちは迷惑してる」
里伽子 「なによ」
杜 崎 「お前は最低じゃ」
パシッ × 2 (里伽子 ⇄ 杜崎)
里伽子 「ずぶん友達思いじゃない」
上の会話の 「変なこと」 と 「迷惑した」 は2つある。
・ 同じホテルで一泊したなんて「変なこと」言うから、松野が誤解して友情が危うくなって「迷惑した」
また
・ 高知弁の男は対象外なんて「変なこと」言って松野をふるから、友達の松野が傷つき成績が落ちて「迷惑した」
次に文化祭の時の2発目のやつ。
里伽子は、あんな吊し上げは自分で対処できるが、好きな杜崎には止めに入ってほしかったのに何もしなかったからムカついた。
さらに、杜崎は里伽子のこと好きなのに、これまた1発目同様、松野との友情を優先したから頭に来た。
里伽子は心のなかで「私はあなたが好きなのヨ」ってな感じで平手打ちをしたのだと思われる。
ただ、ここまでの展開で里伽子が杜崎を好きだと思えるような明確な描写があったとは思えないから、確信は持てない。
▩ジブリ作品はあまり見てない。宮崎 駿監督の作品は2つ。引退するというので見た「風立ちぬ」(20)と、2020年にコロナで新作が減ったのでリバイバルされた「風の谷のナウシカ」(1984)。
