「西田敏行追悼目的視聴も、いまひとつに思えてしまった」ゲロッパ! Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
西田敏行追悼目的視聴も、いまひとつに思えてしまった
井筒和幸監督による2003年製作(112分)日本映画。配給:シネカノン、劇場公開日:2003年8月16日。
高い評価を受けている様で有るが、自分は西田敏行の俳優としての真髄を知らず、追悼も兼ねて本映画を視聴。
父娘の物語は悪くないが、そもそもソウル・ミュージック帝王ジェイムズ・ブラウンを自分は知らず、主人公の思い入れに半分ついて行けず、ストーリーをかなりつまらなく感じてしまった。
娘役常盤貴子、そして子分役山本太郎は良かったし印象にも残ったのだが、ヤクザ親分西田敏行にはあまり感心できず。舞台に上がってダンスまで披露しての熱唱に観客大ウケ演出には驚いたが、タップダンス等所詮、素人芸にしか見えず残念に思ってしまった。父親亡くしたばかりの女タクシー運転手(寺島しのぶ)とのお涙もの会話も、わざとらしく嫌味に感じてしまった。
ただ、父娘和解のお涙シーンの西田の演技は、流石とは思わされた。かと言って映画全体の印象を持ち上げるまではなかった。ラストの長期間豚箱行きのはずの西田が、内閣調査室員たちの上司による超法規的処置で解放される展開は、井筒和幸監督らしい皮肉っぽいハッピーエンドとは思えた。
監督井筒和幸、脚本羽原大介 、井筒和幸、エグゼクティブプロデューサー李鳳宇、プロデューサー石原仁美、撮影山本英夫、美術大坂和美、 須坂文昭、音楽監督高宮永徹、音楽馨紀子、主題歌SOULHEAD、録音白取貢、音響効果北田雅也、照明渡邊孝一、編集冨田伸子、衣裳浜井貴子、刺青霞涼二、ライン・プロデューサー祷映、プロダクション・マネージャー杉原奈実、助監督小笠原直樹、スクリプター森直子、スチール小鮒利也、特殊効果船橋誠、特殊メイク松井祐一 、福雅朗、 三好史洋、 山口深雪、スタント監修中瀬博文“Get up!” Soul Bros.、李鳳宇 、遠谷信幸、 川島晴男、 平川容豊、 川崎代治、 甲斐真樹。
出演
羽原大介西田敏行、上原かおり常盤貴子、太郎山本太郎、金山正男岸部一徳、晴彦桐谷健太
健二吉田康平、岡部優夫長塚圭史、上原歩太田琴音、ウィリーWillie Raynor、田中益岡徹、
金山ひとみ藤山直美、高井ラサール石井、木下木下ほうか、村山田中哲司、緒方塩見三省、
佐藤和子根岸季衣、美容室のミツ&寿司屋のタツ篠井英介、藤沢香織寺島しのぶ、沼田小宮孝泰、羽原の妻奥貫薫、駅員徳井優、有名ロック歌手トータス松本、正体不明の男岡村隆史
日向丈、鈴木想生、田中要次、児玉謙次、及川以造、長原成樹、森安浩明、岩崎ひろし、嶋崎伸夫、加藤満、坂上和子、日高奈留美、ドン勝本、ニック岡井、マイケル鶴岡、中谷健、
森進伍、大原真美、ひばり、ケイスケ、Jimmy Angel、Laura Windrath、桐島優介、宇藤大騎、塚越小幸、片山佳、村木仁、山賀教弘、井上夏葉、松川真也、松本智代美、宮川宏司、
池上リョヲマ、児玉偉久、井上真吾、千頭麗、森下雅美、森下里美。