青の炎のレビュー・感想・評価
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思い詰める青春時代
二宮和也扮する17歳の高校生櫛森秀一は、人を殺すにも想像力が必要だと言った。実父が事故で亡くなった後に秋吉久美子扮する母と離婚した男を追い出してどうすれば家族を守れるのか考えていた。秀一は法律事務所へ駆け込んだ。松浦亜弥扮する同級生福原紀子は、秀一を水族館へ連れ出した。何故に母は問題を起こすあいつをかばうのか? 母親が嫌なやつとからむのは息子としてはかなわんだろうな。謎めいた母を演じる秋吉久美子がいいね。久しぶりに観たよ。どうにもならない人の縁。思い詰める青春時代には爆発しても不思議ではないね。
1番好きな映画
中学生の時に見てからずっと1番好きな映画です。この映画が私の趣味趣向の原点だと思います。いろんな少年の葛藤、苦しさ、罪、もがき、残酷さ、不甲斐なさ、無力さの映画をこの映画がきっかけとなりたくさん見ました。でもやっぱりこれが1番好きです。丁寧なストーリー、胸が苦しくなる演技、鎌倉の温度、湿度まで伝わるような儚くて美しい映像。どれもがすばらしいです。特にジメジメしてるのに独特の美しさのあるこの雰囲気はこの映画だけのものだと思います。
完全に侮っていた
松浦亜弥さんがヒロインということで勝手に青春アイドル映画という先入観をもって侮っていました。 その先入観は全く間違ったものだったと途中で気づかされました。 ストーリーのシリアスさもさることながら二宮さん、松浦さんのお芝居も臨場感あふれており、アイドルとしてではなく、しっかりとした俳優として映し出されていると感じました。 松浦さんが映画やドラマに出演されているのは自分としてはあまり見かけたことがなく、アイドルとして歌っている姿の方がイメージとしてありましたが、今回の作品を観て、もっと色々な作品で色々な役の松浦さんを観てみたいと感じました。
ニノは好きだが…
テンポが遅く、自分は合わなかった。 高校生による完全犯罪と、刑事の攻防戦。 ラスト1時間に入り始めて少し「ここから盛り上がるか?」と思ったが、そのあとも単調なシーンが続いた印象。 ただニノのサイコパスな演技は良かった。
面白いのだが・・・
小説を先に読んでて、そのあとに映画化され見ました。 本嫌いでも小説はおもしろくスラスラ読めましたが、映画を実際見るとカットされてる部分が多くちょっと面白さに欠けるかと・・・ 小説を読んだことない人は先に映画を見ることをおすすめします!
水槽の中のクラゲ
十代の頃のにの。面影があって今のにの顔と対して変わらない面影を残している。嵐として活躍し初めた頃かな。私はまだ嵐として認識してなかったけど。 殺人を犯す映画ですが堂々たる演技でびっくりした。 内容的には蜷川監督の独特な演出で感情を揺り動かす心の内、心の葛藤が十分感じ取れました。義理の父の存在が殺人を犯すことの原因となりそして友達も……。 重いテーマの映画でしたがにのの可愛いかった頃の作品を観られてよかった。 水槽でゆらゆらと泳ぐクラゲが唯一安らぐ場所。だった
ファンじゃなくても心に刺さる
私が8歳だったころに公開された映画。二宮くんは今よりも声が少しだけ高くて、でも演技の仕方や笑い方、ふとしたところは良い意味で今のままでした。 妹さんに普段は素っ気なくしつつ、重要な場面では、しっかりお兄ちゃんを演じるシーンは思わず自然と涙がこぼれました。兄妹ってあんなに仲が良いものなのかな?血の繋がりがないから逆にそうなるのかな?と考えさせられました。 自分を後回しにし、妹や母をいたわるシーンや死んだ父に代わり一家で一人の男として、家族を守ろうとするしゅういちの強い思いがスクリーン越しに伝わってきました。 殺すしかなかったのかもしれない、でも殺人はいけない、でもどうしたら良かったんだろう、結局は親に従うことしか出来ず、未成年ってどうにもできない、家族を守りたいという思いとは裏腹に空回りしてしまうやるせなさ。 しゅういちは、トラックに跳ねられてしまったのだろうか、と救いがなく鑑賞後切なさでいっぱいになりました。母や妹に迷惑をかけたくない、とのりこに話すが死を選ばれることが周囲はいちばん悲しいのではないでしょうか。 また、怒りを赤ではなく青で表し、海や部屋、水族館など様々な場面で綺麗な青が観られます。
シリアスな内容・・
美術部にいて、ロードレーサーに乗って、コンビニでバイトする高校生の役に嵐の二宮和也。義父が気に入らなくて殺し、それをネタにゆする友人も殺してしまう。二宮和也は演技が上手い。映画のストーリーも面白い。思わず感情移入した。舞台が鎌倉なのも良かった・・2003年の邦画。
意外とおもしろい
全体的にメリハリがない。 メリハリが無いんだけど、意外とテンポが早く、見やすい。 淡々としている映画が好きな人はいいと思う。 もう少し、殺人を決意するに至る心情、彼女の存在、とか。 二宮はよかった、ここから、上手くなっていったんですね。 松浦あやも、掴み所のない彼女という意味では良かったけど、最後まで掴めなかった。
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