「たしかに前半はよかったです」壬生義士伝 dpac2005さんの映画レビュー(感想・評価)
たしかに前半はよかったです
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前半はよかったです。役者も皆達者でした。でも後半がね~。
南部武士としての誇りを捨てても家族を喰わすために脱藩し、恥を飲み込んで金の亡者になった、それほどまでに愛した家族なのに、勝手に砲列の前に突っ込んで死んじゃったらその後の家族は餓死するじゃん。脱藩した藩の屋敷に逃げ込んだら親友以下みんな迷惑するじゃん、であんたの生き方のせいで親友も息子も結局死んじゃうし、なにこれ?全然美しくないじゃんって感じでした。
それを美化して泣かそうとされてもなぁって感じ。
藩邸でのだらだらした回顧も、繰り返される愁嘆場もだるいだけで、滝田洋二郎っていい監督だと思ってるんですけど、どうしちゃったんだろ、なんでこれでアカデミー賞取れるの?日本の映画ってそんなにレベル低いの?と思いました。
ということで、脚本はろくでもないと思いましたが、役者も映像もいいので、期待しないで金を払わず暇つぶしに見るならまあオッケーな水準にはあります。
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