「メカゴジラの背鰭はきっと見た目重視」ゴジラ×メカゴジラ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
メカゴジラの背鰭はきっと見た目重視
機械としての性能だけを考えたら背鰭っていらないですよね?尻尾はバランス取る為まだ必要だったとしてもあの設計で、あの用途で背鰭を持つメリットがわからない。ゴジラの白骨が出てくるシーンで背鰭も骨になってたのですが、という事はゴジラか熱線吐く前は背鰭の中の骨が光ってるって事?光る!?骨なのに?
なんてツッコミ所が色々と気になったゴジラ26作目、ミレニアムシリーズでは4作目になる本作。各所で「エヴァンゲリオン」の影響が見られます。なんともはや釈由美子の演技が微妙だったので観てて辛かったですが、口数少ないキャラクターにしたのは唯一英断と思いました。
ストーリー上仕方のない事かもしれませんが、本作ってゴジラの影が薄いんですよね。最初の登場シーンはカッコ良かっただけに残念です!
で、本作の主役のメカゴジラ。操縦席を別にしてたり、磁力のワイヤー使って飛行機で運ばれたりするアイディアは「なるほどなぁ」感心しました。
でも、あんなにミサイルとか飛び道具持ってるのに、ラストバトルでいきなり肉弾戦をやるのは間違ってないでしょうか?先ずは離れた所から攻撃すべきでは?後、ゴジラにしろメカゴジラにしろ、戦ってる時にあんなに吹っ飛ばされてると軽い感じがしてしまうんですよね。巨大怪獣なのに重厚さに欠けて見えてしまいます。
上映時間的に厳しかったのかもしれせんが、メカゴジラが大した苦労なくあまりにササッと出来上がるのも、メカゴジラに興味を持てなくなるマイナスポイントなんですよね。頑張って作り上げた感じがしない。
そういえばメカゴジラが暴走した時に目が赤くなっていましたが、あれってわざわざ赤いライトを目に組み込んで、暴走したら赤く光るよう設計したって事ですよね?って事は最初っから暴走する事ありきじゃん!