ゴジラ×メカゴジラ 機龍のレビュー・感想・評価

ゴジラ×メカゴジラ 機龍

劇場公開日 2002年12月14日
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最強ヒロインと共に…「行くよ! 機龍!!」

「ゴジラ」シリーズ第26作。
第20作「ゴジラVSメカゴジラ」以来9年振りにメカゴジラがカムバック!
今回も人類が開発した対ゴジラ兵器という設定ですが、その大きな特徴は初代ゴジラのDNAが組み込まれ、その骨を内部骨格として使用している“生体兵器”として登場している点です(第1作の「ゴジラ」のラストでは骨は溶けて無くなってしまいますが、この作品ではそうはならず骨は残って房総半島沖の海底に沈んでいたという設定になっています)。
なのでゴジラの咆哮に呼応して暴走したりと、やっかいな代物ではありますが、今までに無い機敏な動きと機動力でゴジラを翻弄します。シリーズ史上最強のメカゴジラと言っても過言ではないでしょう。
正式名称は自衛隊の兵器らしく、“メカゴジラ”じゃなくて“MFS-3 3式機龍”です。
“機龍”ですよ、“機龍”!
何というカッコいい響きでしょう!
名前を考えた人天才ですか!
…興奮し過ぎました。オタクの性です。落ち着きます(笑)
ミサイルポッドなどを装備した“重武装型”から、それを排除しての“高機動型”になったときの身軽さときたら、本当にロボットかよと言いたくなるぐらいの素早さです。メカゴジラ登場作品では珍しい肉弾戦が展開されるのもポイントですね。いつもは光線の応酬がバトルの大半でしたので。
それに最終兵器の“アブソリュート・ゼロ”。エネルギー光弾を目標に発射し、絶対零度で凍らせ破壊するという、一撃必殺の最強兵器です。誤射したときには、2、3棟の高層ビルを一瞬にして凍らせて崩壊させました。暴走したときに撃たれなくて本当に良かったと思います(汗)
戦闘時には、上空を飛ぶ支援機の“しらさぎ”から遠隔操縦するというのも斬新でした。本物っぽいです。ありそうです。技術の進歩を感じます。
それが不能になったときに、中に乗り込んで戦わなければならなくなる、というロボット物に欠かせない胸アツ・激アツな展開に繋がっていくのが秀逸です。
エネルギー源は電気です。エコですね(笑)
これも戦闘中に消耗したら、“しらさぎ”からマイクロウェーブ方式で供給されます。
それが最終決戦での「ヤシマ作戦」的展開への伏線になっているんですね。

今作のゴジラは、機龍に組み込まれた初代ゴジラの骨を求めて、日本に襲来します。
ゴジラと機龍の戦いは、まさに同族同士の戦いと言えます。もしかしたら親子かもしれませんね。
その複雑な心境やいかに。
デザインはミレニアムゴジラをベースにやや小振りになった感じがします。大きな目玉がちょっとかわいい(笑)

主人公の家城茜を演じる釈由美子が、得意のアクションで画面に文字通り華を添えます。同じ手塚監督の「ゴジラ×メガギラス」の辻森桐子に引き続いての“戦うヒロイン”の登場です。
クールでストイックな性格からか、常に孤独に生きてきた茜ですが、機龍開発者の湯原博士やその娘、機龍隊のメンバーと関わっていく内に他者との繋がりに笑顔を見せるようになります。
シンパシーを感じる機龍に乗り込み、最後の決戦に臨む姿が美しく、凛々しく、最強のヒロインとしてシリーズに燦然と輝いていると思います。
カメオ出演者の豊富さがたのしいです。松井秀喜まで出てます。初のゴジラとの共演です(笑)
「ゴジラ×メガギラス」の登場人物たちが、パラレルワールドのこちらの世界ではこうなっている、という形で出演しています。おもしろい試みだと思いました。
さらに特撮ヒロインのレジェンド、水野久美が総理大臣役で登場します。執務机の上にX星人の銃が置いてあるのが、遊び心があっておもしろいです。
その場面での中尾彬演じる五十嵐との会話で、過去の特撮作品で描かれてきた出来事が語られます。
「ゴジラ」シリーズで初めて、他の単独特撮映画との関係がはっきりと明示されました。今まではぼやっとしていましたが、ここまでの言及は史上初でした。
「モスラ」の原子熱線砲を経て、「サンダ対ガイラ」のメーサー殺獣光線車に繋がるというメーサーパラボラ兵器の変遷が語られたときには滾ると同時にうまいこと考えるなと感心しました。
続編の「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」と合わせた「機龍二部作」は、第1作の「ゴジラ」とその他の東宝特撮映画を内包した、いわばユニバースを形成していると言えます。
でもどこからどこまでを含んでいるんでしょうか。
「妖星ゴラス」は含まれているんでしょうかね?
地球移動作戦行われてるんでしょうか?
気になります。
2017年11月3日に開催された「ゴジラ・フェス」に参加しましたが、そのときに行われたトークショーで、手塚監督がそこら辺のことを語っていたような気がしますが、記憶が定かではありません。
申し訳ありません…。

前作に引き続いて「劇場版 とっとこハム太郎」との同時上映でした。「ハム太郎」目当てで来ていた女の子が、ゴジラを観て大泣きしていました。ゴジラの鳴き声大きいですし、びっくりしたのでしょうね。
同時上映の兼ね合いで、上映時間が昭和シリーズ並みの88分になり、もうちょっと観たいな、と感じましたが、濃密な88分だということは間違いなく、スピーディーなアクション、機龍のビジュアルのカッコ良さを含めてシリーズでも傑作の部類に入ると思います。
しかし短い分、テーマである「命の重さ」が伝わりきれていないような気がしました。

syu-32
syu-32さん / 2018年7月3日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、映画館
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こんなにレトロ

シンゴジラをみた後で過去のものも観てみようかと思って鑑賞しました。
ゴジラってこんな感じだったんだ。妖精とか出てきて驚きました。シンゴジラと比較して時代背景もことなり、違いを感じながら楽しめました。

過去とはいえ、映像の手作り感がすごい!
なぜか演技もちょっと嘘くさい。。しかしながら、それも味があっていいと思えました。
過去とのつながりもかなり感じたので、またさかのぼって見たくなりました。

hon
honさん / 2016年9月19日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:TV地上波
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かっこいい

ゴジラや機龍、メーサー車などのデザインはすごくかっこいいし、メッセージ性も強いと思うんだが、なんか少し違和感。何かよく分からんけど。

棒人間
棒人間さん / 2016年8月30日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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釈由美子の為の釈由美子の映画

良い意味でも、悪い意味でも釈由美子の印象が
強く、観賞後もゴジラの余韻は薄い。
多分、手塚監督がお気に入りだったんでしょう。
演技も悪く無いし、かわいいし、文句ないけど
ある意味ゴジラって主役を正攻法ではなく
裏技的に勝ち取ってしまった感じかな。
あくまでも個人的なゴジラ作品としての
感想なので偏りあるかもしれません。
命をテーマとした人のエゴやDNAや怪獣の
想いだったり見所はありますが
冒頭にもあるように主役のゴジラを
食っちゃったから罪深き女優である。

としぱぱ
としぱぱさん / 2016年8月14日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  楽しい 知的
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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新メカゴジラ=機龍と、戦うヒロイン・釈由美子と、命の話

「ゴジラ×メガギラス」に続く手塚昌明監督作。
話に繋がりは無く、またまたまたリセット、ゴジラが1954年以来日本に現るという設定になっている。

メカゴジラが三度見参。(正確には4度目の登場だが)
今回のメカゴジラは従来と比べると少々変わっている。
まず呼称が“メカゴジラ”ではなく“機龍”、今までは完全ロボットだったのに対し、今回はサイボーグ。
しかも、基になっているのが初代ゴジラの骨。(溶けていなかったという設定になっている)
つまり、これまでで最も“ゴジラ対ゴジラ”を実現している。
デザイン的にも今までで一番格好いい。

ストーリーも、「ゴジラ×メガギラス」をコンパクト化したような打倒ゴジラ。
ヒロインがゴジラと戦う動機も同じ。
ただ性格は違う。
前の桐子は部下を率いて戦う隊長だったが、今回のヒロイン・茜は孤高で寡黙。
扮する釈由美子が実に魅力的だ。

ストーリーの根底にあるのが、命の話。
永島敏行演じる科学者の娘は、母親とまだ母親のお腹に居た子を亡くし、人一倍“命”に敏感になっている。
周囲の大人たちは命を懸けてゴジラと戦い、命を落とす者がいる。
ゴジラ自身も命を奪われる身。
また機龍は、骨とはいえ死んだ初代ゴジラをベースにしている為、言わば“死者を生き返らした”ようなもの。

本作は勿論娯楽作だが、見方を少女の無垢な視線にすると、デリケートな面も見えてくる。

近大
近大さん / 2012年6月21日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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