「窪塚黄金期の終焉」凶気の桜 オレさんの映画レビュー(感想・評価)
窪塚黄金期の終焉
強すぎる愛国心が故に暴力を正義とし、渋谷を拠点に腐敗した若者を次々と粛清して行く山口らネオトージョーの3人と右翼系の暴力団とそのお抱えの殺し屋を中心に描く社会派バイオレンスムービー。
テアトル新宿にて行われた窪塚洋介ご本人登壇のオールナイト3本上映の2本目にて初鑑賞。
窪塚洋介の黄金期の終焉的作品だと個人的には感じていたがなかなか手を出さずにいた。
もちろん今の窪塚洋介も素晴らしいのは言うまでもないがこの作品をきっかけに一時俳優業の最前から遠ざかってしまった感は否めないと感じる。
残念ながら正直にいうと右翼左翼の思想等を理解していない上に眠気も相まって笑、相当の雰囲気映画に見えてしまった。
窪塚洋介と江口洋介の演技は文句無しだがストーリー性が薄く展開についていけなかった。
山口と市川の決別、ネオトージョーの3人と暴力団と三郎ら3人の対比的構図等面白い作りになっていたが大事なとこ寝てしまったのであまり覚えておらず笑。
監督の方がIWGPやケイゾク、トリックなどの堤幸彦傑作ドラマシリーズにてタイトルパックを担当していたそうでどことなくその雰囲気は通ずるものがあるかなと感じた。
冒頭の山口の便所シーンはもしかしてIWGPの1話冒頭のマコトの便所シーンのオマージュだったりするのかなと少しニヤニヤしながら考えたりとかして多分自分キモかった笑。
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