森の学校のレビュー・感想・評価
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昭和初期の自然のと家族
未だ私の生まれる前を題材としていますが、家族の在り方のお手本のようなとても懐かしい映画でした。雅雄と母親、雅雄と父親、雅雄とお祖母さんの関係がとても心に沁み、雅雄の心の変化が自分の心の変化のようでした。三浦春馬さんの演技が自然でとても良かったです。小学生の彼と、他の映画で成長した彼を見て比較でき、彼の良さをまた知ることとなりました。この先、30代~以降の三浦春馬さんも観てみたかったので心から彼の不在が残念です。
また丹波の自然が不便ではあっても、目指すべき環境のような気がします。できれば高齢の母と観に行きたい映画です。
丹波の自然が素晴らしい
昭和10年頃の丹波篠山を舞台に、6人男の子ばかりの歯医者さん一家を中心に日常の出来事を描いた2002年公開の作品。
三男のマサオ(三倉春馬)はヤンチャで動物好きでよく熱を出す子供。だけど正義感のある子。
三浦春馬が子役の時から素晴らしい演技をしてる。
同級生で転校生の女の子役が小峯玲奈だが、恋までは発展しそうだったけど・・・。
でもなんといっても両親、特にお母さん役の神崎愛さんがほんわかして素晴らしかった。
最近観ないと思ってググったらこの作品が最後の映画出演みたい。
もっと観たい女優さんだと思った。
ホント、素晴らしい作品でした。
日本の原風景がここにはある素晴らしい映画です!
霊長学者の河合雅雄さんの自伝的小説「少年動物誌」が映画化された作品です。
昭和10年代、丹波篠山が舞台になっています。素晴らしい丹波篠山の自然の中で、三浦春馬さん演じる雅雄少年が成長していく物語です。家族の愛や、見守る社会のあたたかさ、森の自然や虫や動物、生き物たちとの触れ合い今の日本には見られない素晴らしい日本の原風景がここにあります!父の愛、母の愛、祖母の愛、兄弟の愛、仲間との愛、そして、社会の人たちの愛、生き物との愛ここにすべてが詰まっています。
いつの間にか忘れてしまっている大切なこととは、何かということに気づかせて頂きました。
春馬君の演技や動きが生き生きとしていて、ガキ大将としての演技も人や生き物を想う演技も運動神経も光っていました。天性の才能を感じました。三浦春馬さん、素晴らしい映画に出会わせてくれて本当にありがとう!!日本映画として、後世に残していただきたい映画ですし、日本中の方に、外国の方にも、たくさんの人に観て頂きたいです。
たくさんの人に観てほしい
なぜソフト化されずに、スクリーンでの上映にこだわるのか。もし、この映画がソフト化され、レンタルや自宅で簡単に観ることが出来るようになってしまったら…この映画の価値や有り難みが失われてしまうと感じるほど、西垣監督の思いが込められたとても素敵な映画でした。
物語は、昭和10年代の兵庫・丹羽篠山を舞台に、三浦春馬くん演じる歯科医の三男坊・雅雄の友人や家族との物語が時にはやんちゃに、時には悲しく綴られています。
今回、この映画がリバイバル上映されたきっかけは悲しい出来事でしたが、三浦春馬くんをはじめとした子役の純粋無垢な姿がとても愛らしく、爽やかな感動を抱いて劇場を後にしました。
劇場では、撮影当時や舞台挨拶時の写真も展示されており、とても温かい雰囲気に包まれていました。ぜひ、三浦春馬くんファンでない人にも観てもらいたい映画です。
以下余談です。
私の隣の席に、小学校低学年くらいの男の子がいたのですが、終始愚図ることなく大人に混じってしっかり鑑賞していて、何だか嬉しく感じました。
子供達主役の大作
ドリパスで映画館上映が決まり見に行って来ました。
2002年に昭和10年代を舞台にした作品
子供達にとってとても過酷な撮影だった事が分かる。
命の大切さを問う映画だが、祖母が無くなるまでに冒頭から虐待のシーン、後半にもしつけと称した懲罰のシーンがありこの作品が厚生労働省推薦そして12カ国に配信されている事に大変時代遅れに感じる。
パンフレットには懲罰、それを見守る父親-感動的なシーンだ
と言い放つコメントがありどれだけ古い考えの作品かよく分かる。
2000年代にこの自然豊かな作品を作るために用意された動物、虫たち。動物を扱う映画づくりはどれだけ残酷な事かはとうの昔に終わったと思っていたが…
子役たちの才能豊かさを観るには素晴らしく特に主演の三浦春馬の才能には驚かされる。
とくに涙を流すシーンはこれほどに表現豊かに演じている事に驚きしかない。
子供が主役の作品としては大作といえる。
また子供達の動物好きはこの作品では得られるものがあっただろうと思う
温かい家庭、豊かな自然のなかで子どもは育つ
昭和10年代の丹波篠山、雅雄少年は腕白で自然のなかで生き生きしている。病気で思いどおりにならない悔しさや、祖母に謝れなかった無念さなど台詞のない時の表情は秀逸で、美代子への笑顔も優しい。ヒバリのさえずりや蛙の鳴き声はいつから聴いていないだろう?子供のころを思い出した。赤とんぼは飛んでいたし、川に魚は泳いでいた。子供は自然のなかで逞しく育つし、自然と対峙し自然な感情も生まれる。自分を見守ってくれる両親や祖母、いっしょにいてくれる兄弟、友だち、18年前の映画を今観ても心に響く。『森の学校』を観る機会を作ってくれた春馬君ファンの皆さんに感謝する。
小さきものよ
リクエスト上映で観ることができ、とても感謝しています。
幼き日の春馬少年演じるガキ大将の思わぬやんちゃっぷりが意外でもあり、とても愛らしいです。あの笑顔はこの頃から光っていて、目力も強く一生懸命に頑張っていました。春馬少年だけでなく、他の子役さんたちも大きな自然のふところで生き生きと演じているようでした。
虫や魚、鳥など小さな生きものたちから、命の尊さを誰に教わるでもなく自分たちで理解していきます。また弱いものをいじめる悪ガキとの対決など人としての成長をノスタルジー感いっぱいスクリーンに映し出しています。
家族の繋がり、父母が子を、祖母が孫を愛おしく大切に思う心が描かれるシーンも多く、涙をおさえることができませんでした。と同時に今はもういない彼を思う悲しみも溢れてきましたが、豊かな自然の中を駆け回るたくさんの子どもたちの姿や賑やかな声に包まれて、ほんわかと温かな感情にも出会うことができました。
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