バンパイアハンターD(2001)のレビュー・感想・評価
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川尻善昭監督の傑作
菊地秀行の小説の魅力を確実に映像化してみせた手腕に脱帽。天野喜孝のキャラクターデザインを本当にしっかりと動かしていて感動する。こんなに耽美な雰囲気の日本製アニメはなかなかお目にかかれない。アメリカで先行公開されて作品で、全編台詞が英語なのも新鮮だ。
話の展開も長編映画にちょうどよいサイズになっている。貴族の女性を負ってバンパイアハンターD以外にマーカス兄妹が追いかけ、マイエル=リンクを追いかけながら対決してゆく。
こういう雰囲気のあるアニメ作品が2000年代にはまだ残っていた。OVAなどにも野心的、実験的な作品も多くあり、今振り返ると商業ベースでこれだけ多彩な作品を残していたのかと驚くことがあるが、本作もそんな驚きを与えてくれる作品の1つだ。川尻善昭監督は、最近監督作を作っていないのだが、また一本やっていただけないだろうか。『鬼滅の刃』10話の絵コンテに名前を見つけた時には嬉しかった。
この作品も貴族のように永く伝わってほしい
某YouTubeチャンネルで話題にあがって、気になったのでDVDを購入し鑑賞。
日本の作品なのに日本語は吹き替えらしい。
映画なだけあって演出も作画も良い。天野喜孝さんのキャラかっこいい。世界観も魅力的。
馬売ってくれたお爺さんがかっこいい。
カーミラは絶対あかんやろと思ったらやっぱりあかんかった。
日光に焼かれてでも取り戻そうとするシーンが印象的。宇宙で純愛続いてるのかなー。
ラストシーンでは時間経過で伏線回収しちゃうのロマンチックだった。ある意味でお爺さんとの接点も伏線だったのか。
ゴシックホラーの名作。 この作品でいう貴族というのは吸血鬼のことで...
ゴシックホラーの名作。
この作品でいう貴族というのは吸血鬼のことで、ダンピールというのは吸血鬼と人間のハーフのこと。
キャラデザではなくキャラ原案の方にクレジットされているが、いかにも天野喜孝という美しい主人公。
劇場公開時には日本語音声なしの字幕のみだった。
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