劇場公開日 2001年3月24日

「遠野なぎこさんを偲んで」日本の黒い夏 冤罪 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 遠野なぎこさんを偲んで

2025年7月20日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

遠野なぎこさん
2025年7月3日自宅で遺体として発見された
「事故」のため45歳で他界
バツ3
所謂孤独死
子役出身
1999年NHK朝ドラ『すずらん』ヒロイン
『日本の黒い夏─冤罪』で日本映画批評家大賞新人賞
『海は見ていた』でヌードを披露するなどして山路ふみ子映画賞新人女優賞
個人の印象としてはベテランになってからは俳優の印象がかなり薄らぎ色物タレントになった感じが拭えない

2001年公開作品
初鑑賞
U-NEXTで鑑賞

監督と脚本は『黒部の太陽』『サンダカン八番娼館 望郷』『海と毒薬』『ひかりごけ』『愛する(1997)』『海は見ていた』の熊井啓
脚本協力は『ひかりごけ』『愛する(1997)』の池田太郎

遠野凪子当時21歳くらいか

長野県松本美須々ヶ丘高等学校放送部制作ドキュメンタリービデオ作品が元になっている
それが戯曲となり今回の映画になった
熊井監督の母は学校教師であり勤めていた学校の校長が河野義行氏の妻の祖父という縁がメガホンを取るきっかけになった

河野義行氏を犯人と決めつけた長野県警の強引な捜査と長野県警の広報担当になりざがった地元と東京のマスコミが齎した冤罪事件を取り上げた内容

北村親子が共演

北村有起哉が熱い

テレビ局や警察にも良心はあるんだぞって部分を出してフォロー

配役
テレビ信濃報道部部長の笹野誠に中井貴一
テレビ信濃報道部記者の浅川浩司に北村有起哉
テレビ信濃報道部記者のノロこと野田太郎に加藤隆之
テレビ信濃報道部記者のハナケイこと花沢圭子に細川直美
松本サリン事件の第一通報者で冤罪事件の被害者の神部俊夫に寺尾聰
神部の妻に二木てるみ
長野県警警部の吉田に石橋蓮司
神部氏担当弁護士の永田威雄に北村和夫
冤罪事件を取材する高校放送部の部員の鳥尾エミに遠野凪子(現:遠野なぎこ)
エミに同行した高校放送部の部員に山本ヒロに斎藤亮太
サリンはバケツで簡単に作れると断言する大学教授の藤島に藤村俊二
青酸カリ説を否定する医師に大出に根岸季衣
藤島説を否定する大学教授の古屋に岩崎加根子
長野県警捜査一課長の鈴木に梅野泰靖
テレビ信濃の営業課長の小田に平田満
長野県警の刑事の山川に鴨川てんし
神部の長男に反田孝幸
神部の長女に皆川香澄
神部の次女に児玉真菜
記者の佐山に佐藤健太
記者の岡野に岡村洋一
記者の宮本に三国一夫
記者の柳田に笠兼三
記者の武山に白鳥哲

野川新栄