大河の一滴のレビュー・感想・評価
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戦争は誰も幸せにしません
浅野川を流れる水のようにゆったり流れる小説を読んだような気分になった。郵便局と隣り合った実家の風景、天神橋を中心とした金沢の映像、なぜかロシアの風景と相性がいいような気がした。さすがに浅野川の友禅流しは金沢独特の味が出ていたが、その他の金沢の風景がトランペットを吹くロシア青年ニコライと融合するのだ。
金沢弁のイントネーションがおかしいなどとは言わない。もごもごした雰囲気の三國連太郎が上手すぎた。中盤以降、全く気にならなかった。彼の臨終間際の演技は他でも見たような気がするけど、安心して見ていられるため、この映画でも大往生が気持ち良く思えた。
平凡という言葉、大河の中では何も目立たないかもしれないが、一人の人生変えてしまう力があることを考えると大切なことだと思わせる・・・金沢の人間の気質にもよく合うことが面白い。
【2020年再チェック】
郵政民営化によって世襲制の特定郵便局はなくなった。天神橋を渡ったところにその郵便局があったかどうかも覚えてないけど、左に曲がった場所(静明寺横)には天神橋郵便局がある。ちょうど安田成美と渡部篤郎が結婚について言い争ってた場所だ。ロケ地を調べると小椋伸一郎が経営していた郵便局は富山県のようです。ちなみに渡部の勤め先は金沢中央郵便局。
前に勤めていたタクシー会社がそのまま登場しているし、長町を走っているのに聖霊病院には行かず浅野川病院へと向かった。ロケ地ってのはそんなに都合よくないんだな~とあらためて思う。内灘海岸、鳴和台東斎場、近江町市場と、知ってるところが出ると嬉しくなるが、東尋坊を訪れた後に泊まった旅館が三国温泉望洋楼。三国海岸を一望できる客室はちょっと魅力的だった(料金もすごい)。
人間の生と死。序盤に亜美が自殺するというショッキングなエピソードもありましたが、彼女もまた友人の家の墓に入ることで幸せになれるのかもしれないなぁ・・・難しいと思うけど。
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