「よくある人情時代劇」かあちゃん Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
よくある人情時代劇
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総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
まずやたらと説明的なわざとらしい台詞回しが多いのが気になった。このあたりは昔ながらの時代劇の演出で、もっと自然に状況を説明できないものか。また自分の生活すらままならないであろうやたらと世知辛い世の中であろうに、これほどの自己犠牲で他人を救おうとするいい人が出てくる人情物語に不自然さをずっと感じていた。いい話には違いないけれども、そんなことはまずないよなという思いがつきまとう。もっとも最後には理由が明らかになってこの疑問はある程度解消された。かあちゃんの存在感はあるし娘役も悪くなかったし、基本的にいい話なので見終わった後の気分はいいから、昔ながらの演出とありきたりの物語に多少の不自然さがあってもまずまずでした。
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