アルカトラズからの脱出のレビュー・感想・評価
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Grandfather Shawshank Redemption
I saw a TV documentary of this when I was a child. It's so fascinating, even in watching this dramatization 20 years later, I remembered the details. The film convincingly pulls you into the world of prison, and justifies the anti-hero's escape. We all should be relieved that Alcatraz doesn't exist anymore! It's a fun movie with bold characters, with Eastwood leading the flock at his finest.
タイトル通り
アルカトラズ監獄から脱走するだけの映画。実践さながらのドキドキはあるものの、思ったよりは楽々と脱走しちゃう。
人物描写は薄く、脱走を繰り返してアルカトラズに来たのは分かるが、元々の罪状も分からない。最後までお前誰だよ感が拭えないのが若干引っかかったが、テンポは良くて楽しめました。
脱獄に向けた用意が周到で説得力がある
脱獄に向けたモーリスの準備が用意周到で、脱獄計画に説得力があり面白かった。看守を騙すための身代わりとなる人形も、結構手が込んだ作りになっているところからも本気度が窺える。
同性愛者の囚人に狙われたり、人種間でグループが別れている様子は『ショーシャンクの空に』や海外ドラマの『プリズン・ブレイク』でも観られた光景だ。これらのシーンから、アメリカの刑務所は肉体的な強さや仲間を作る能力が高くないとやっていけないと思わされる。刑務所内では各自の独房に本が配布されたり、昼休みは思い思いに過ごしていたりして、囚人の生活にしてはそこまで悪く無い気がする。この辺はアメリカの刑務所の様子が窺えて面白かった。
派手さは無いけどゾクゾクする。2024年初映画鑑賞。
実話を元に作られたクリントイーストウッド主演の脱獄映画。
大脱走のような派手なアクションは全くないのに
定期的に観たくなる。
入所から脱獄までのプロセスを
淡々と描いている。
主人公モーリスの頭の良さ、器用さに感心し、
看守に見つからないように作業する過程がゾクゾクさせられる。
銃を持たないイーストウッドの演技力に引き込まれる映画。
脱獄囚に共感してしまう
アルカトラズ島に囚人として連れてこられるのは、脱獄を試みて失敗した囚人やよっぽどの凶悪な囚人。他の刑務所では手に負えない奴ら。普通に考えると、悪い奴らに共感するのは不味いのだが、この作品では、脱獄を計画する囚人を、人権が抑圧されている存在として描き、視聴者が共感できるような人間として描いている。ネズミをペットとして飼っているドク、新入りのクラレンス、黒人のイングリッシュ等。彼らは囚人なのだが、所長や看守らが酷い奴らとして描かれるので、脱獄を計画するのも理解できるっていう感じだ。確かに、どんな人間にも生きがいや自由を希求する気持ちがある。
バレたらかなり酷い懲罰、そして刑期の延長が待っている。周囲の協力も得られないだけに、緊迫感も相当なものだ。脱出口を広げるための工具を作るために溶接をしたり、そっくりの絵を描いたり、頭だけの人形に髪を張り付けたりと、あの状況下で脱獄できるとは思えませんでした。
海を渡りきれたのか、はっきりとは示されず、その後の彼らは行方知れずなのだけれど、菊の花が無事上陸できたことを示唆して終わる。
囚人を主人公にして、悪者でも善人でもない視点で、脱獄劇をサスペンスに仕立てるなど、イーストウッドならではの映画でした。
「救いの光」は闇
ドン・シーゲル末期の名作。光と闇の運用という点において傑出した映画だった。
まずは冒頭にやや望遠から捉えられる刑務所の廊下のショット。それまで薄暗かったのが、明かりが点いたとたんに空間全体がパッと輝きを放つ。おそらくリノリウム製と思われる床はその光を何倍にも増幅させている。ここで我々は、本作における光が監視・抑圧のメタファーとして機能していることを感じ取る。
次いでイーストウッド演じる囚人が自室の明かりを落として脱獄のための小道具作りに勤しむシーン。光に囲繞された廊下と個室が並ぶ中で、彼の部屋だけが黒く沈み込んでいる。もちろん中で作業をするイーストウッドの姿は見えない。この光に対する闇の強さが囚人の抵抗の意志を表象している。しかし一方で、暗い自室から廊下を覗くショットでは、光が意外にも部屋の内部まで侵食していることが示される。看守が近寄ってくれば彼の計画は一瞬にして露呈してしまうだろう、というくらいには明るい。視点次第で即座に変転する光/闇の趨勢が、物語のサスペンス性(囚人たちは脱獄できるのか?できないのか?)をさらに加速させる。
ラスト、囚人たちは遂に監獄の屋根から脱出を果たす。突破口を求めて右往左往する彼らを、看守の操る巨大なライトが掠めていく。囚人たちは雨どいのような突起を伝って地上に降り、それから柵を乗り越えて真夜中の海岸線に躍り出る。このとき画面のほとんどが黒で埋め尽くされていることに注目したい。レインコートを改造した救命胴衣を着て真っ暗な海へと逃げ去っていく囚人たち。彼らの行方は杳として知れない。
よくある脱獄モノなんかだと主人公がシャバの光に向かっていくところで終幕する作品が多いけど、これは主人公が実のところ冤罪やら陰謀やらで不当に収監されているだけの善良な市民であるからに他ならない。他方本作の囚人たちは元来が救いようのない悪人であるわけだし、となれば帰っていく先は当然暗闇の中だ。光が持つ安易な解放・救済のイメージを避け、闇の中に自由への逃走線を引くという倫理性は、50'sノワールの名作家であったドン・シーゲルならではという感じがする。
緊張感のある良作
手に汗握るとはこのことか!孤島の要塞アルカトラズ刑務所からの脱獄を企てる囚人たち。バレる、ヤバいよ、ヤバいよ、な緊迫した状態が続く濃密な展開。看守に見つからないように観ているこちらまで息を潜めてしまったよ。実話に基づくってのがいいね。イーストウッド最高😆✨
岩は人間を分ける
ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演
これで面白くない訳がない
マンハッタン無宿、真昼の死闘、白い肌の異常な夜、ダーティハリー、そして本作
どれも最高だ
ハラハラドキドキ感は異常なほど
本作がなければショーシャンクの空にも無かったかも知れない
それ程の傑作
序盤の所長室での爪切りのシーンの演出は見事
知能指数優秀の文言をチラリと見せて所長の敵う相手ではないと一瞬で理解させてくれます
イングリッシュとの人種を越えた友情も熱い
雑誌は?
ああ、何がいい?
エボニー
(ずっこけたアコーディオンの音)
エボニーとは黒人向けの雑誌
このお互いを認めあう仲にいつしかなり、悪口を言い合っているようで、本当は軽口が通じる信頼できる友人になっている
この二人の距離感の移り変わりが素晴らしい
出会った時の人種間の対立が、二人の別れのシーンではがっちりと握手されて止揚されている
彼の言葉
岩は人間を分ける
逆らって力を出す奴と
潰される奴とに
これが脱獄に成功する三人とバッツの違いの伏線でした
その直前の台詞
「椅子をみたか?」の字幕は変
「他の係もみたか?」としないと意味が通りません
劇中での映像のとおりアルカトラズ島はサンフランシスコ湾の中
有名なフィシャーマンズワーフのピア39から目と鼻の先
肉眼でみても、携帯のズームで写真を撮るとよりはっきり、映画でみた通りの姿がそこにあり感激します
距離感は東京で例えるなら、日の出桟橋とお台場より近いくらいです
エンゼル島はその北側でピア39からは、アルカトラズ島の影に隠れて見えません
距離感は東京ビッグサイトから新木場までよりも
近い
囚人達に花のサンフランシスコの日常生活をこれ見よがしに毎日目の前にみせる孤島の刑務所
それこそが苛烈な管理体制よりも、囚人の精神に堪える残酷さなのかも知れないと思い至りました
【彼らはアルカトラズ刑務所から脱出出来たのか?それは、菊の花だけが知っている・・。】
ー クリント・イーストウッドが演じた、知能指数が優秀なモーリスは実在の人物で、脱獄も実話であるそうである。
但し、モーリスと一緒に脱獄したアングリン兄弟も含め、現在でも生死不明である。(公には、溺死だそうである。)ー
■感想
・愚かしき所長の、絵を書くことで生きながらえているドクの書いた自画像に不満を持ち、彼に絵を書くことを禁じ、ドクが自らの指を工房で切り落とすシーンや、後半、ネズミを愛するリトマスが、ドクの形見代わりとして皆で食事時に飾っていた菊の花をとがめ、抗議したリトマスが心臓発作で亡くなるシーンなどは、如何に罪人と言えども、人権があるだろう‥、と思ってしまう。
・だが、作品全体を観ると、暴力描写が得意で、多作だった、ドン・シーゲル監督とクリント・イーストウッドのコンビの良いところが出た「ダーティ・ハリー」と比較すると、又、脱獄映画は名作が多すぎるために、多少見劣りがするのも事実である。
・とは言え、作品レベルとしては決して悪くはなく、(当たり前であるが)脱獄準備に加担する仲間達の姿などは、観る側の心に響く。
<実話ベースであるので、ラスト、彼らの自由な姿が観れなかったが、あの菊の花は全てを知っているのであろう、と思った作品。>
自由への執着
脱獄ものはそれに尽きる。ただ、この映画にはその背景は触れられず、淡々と自由を渇望する。長い月日が掛かったろうに、意外にもサラッと。その分、脱獄日の緊張感が際立っていた。
「パピヨン」との違いは役者の差かな。マックイーンとダスティン・ホフマンの2大スターと比べると、イーストウッドを取り巻く出演者に華のある役者が欲しかった。
脱獄ではなく、“出て行く”という決断
脱獄不可能と言われたアルカトラズ刑務所からの脱出劇ではあるが、銃撃戦や逃走劇といった派手さはない。それなのになぜこれほどまでに手に汗握り、胸が熱くなるのだろうか。実話ベースのこの物語でドン・シーゲル&クリント・イーストウッドという名コンビが取った作戦は人間の尊厳に重きを置くことだった。
これはプライドが高いという意味ではない。主人公モーリスはかなり高いIQの持ち主であり、劇中における彼の言動は模範囚そのものと言って良い。自ら喧嘩を売ったり、看守に悪態をつくこともない。理不尽な理由で独房に入れられようとも、彼はその後も穏やかに服役する。そんな彼がなぜ脱獄を図るのか?
『大脱走』『パピヨン』『ショーシャンクの空に』など、脱獄系映画には名作が多いが、これは誰もが抱く自由への欲求という普遍的なテーマがあるからだ。だが、本作で特筆すべきな点はモーリスがこの刑務所、そこにいる看守、所長らを見限って“出て行く”という選択をする点にある。恐らく、彼がそのことを本気で決意するきっかけとなったのは中盤のいたたまれない出来事にあったのではないだろうか。人の生き甲斐を奪うこと、その尊厳を踏みにじることが、どれほど大きな罪であるかを問いかけてくる。それ故に脱獄成功者ゼロを誇るこの刑務所から脱獄することこそが、彼らへの最大の復讐であると言わんばかりに、計画は静かに淡々と進み、我々はこの脱出の成功を終始祈るようにして見てしまう。
実話に基づくということもあるが、迎えるラストのカタルシスは絶妙な匙加減と言えよう。1963年に閉鎖され、今や映画にも登場する機会も減ったアルカトラズ刑務所であるが、『告発(95)』と合わせて鑑賞するのも良いだろう。ついでに全ての鬱憤を吹き飛ばす『ザ・ロック(96)』もお忘れなく!
名作の名に恥じない
脱獄ものの名作と言われている本作。初鑑賞。
やはり時代を感じるところがいくつも。一番強く感じたのは脚本の展開だった。意外と大事な設定を伝えるシーンがさらっとしてたり、脱獄の準備が淡々と進んだり。後半の決行日についても、今ならもっとトラブルを入れ込むに違いない。
それでも脱獄のアイデア、実行力を描いた物語としてはやはり面白かった。名作の名に恥じない。
すごい。最後の最後まで素晴らしい。人形の首つくるのが特に。。最後も...
すごい。最後の最後まで素晴らしい。人形の首つくるのが特に。。最後も。
所長の吹き替えが納谷悟朗で、イングリッシュの吹き替えが小林清志。所長も図書係も印象的な役だったが日本語吹き替え版のよさが際立っている。
ドンシゲ監督にイーストウッド主演、それだけで大好物。その名コンビ、...
ドンシゲ監督にイーストウッド主演、それだけで大好物。その名コンビ、最後の作品。何十年ぶりかの鑑賞、やっぱり面白い。
とにかくイーストウッドが渋いんです。所長がムカつくんです(笑)
厳しい環境のもと、脱獄を目指すイーストウッドを劇中のイングリッシュのように自然と応援してしまいます。でもよく考えたらなんか変(笑)
しかし、なによりのインパクトはこれが実話であるという事実。モリスたち3人の消息も本作同様、不明のまま。逃げ切ったのか、とも思えてきます。夢がありますね。いやいや、やっぱりなんか変(笑)
渋さ際立つなかなかの名作、必見ですよ。
知能的で鮮やかな脱出劇
これ、実話がもとにになっているんですよね。脱獄ですから褒めてはいけないのでしょうが、しかし知能的で鮮やかな脱出劇に感心してしまいました。
ハラハラドキドキの展開で目が離せません!
脱獄もので1番すき♡
BS-プレミアム 字幕版で鑑賞…??回目
コレ何故か大好きで、何度も繰り返し観ています。
立ち入り検査や最後の脱出の場面は、何度みてもドキドキハラハラ…
冒頭では、若くてカッコいいクリント・イーストウッドのヌードも拝めます(//∇//)
バッツ~~~がんばったね。
それにしても…脱獄犯って本当に頭いい!
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