「キザだろ〜」ギターを持った渡り鳥 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
キザだろ〜
“マイトガイ”小林旭の代表作シリーズ第1弾。
いやあ〜、時代を感じる。
ギターを片手に放浪する“渡り鳥”滝。ふらりと立ち寄った町のボスに気に入られ、仕事を手伝うが、横暴に怒りが爆発、悪を懲らしめ、ヒロインの想いを断ち切り、再び旅に出る…。
腕っ節は滅法強く、頭も切れ、歌もギターも上手く、子供に優しく、女にモテる。
こんなキザな設定、今はギャグかパロディじゃないと成り立たないぐらいだが、それがピタッとハマったのがこの時代。
アウトロー西部劇を日本に置き換えた、肩の凝らない娯楽スター映画。
若い小林旭は中村獅童に似ててびっくり。
ふっくら頬のライバル宍戸錠はふてぶてしさで場をさらう。
そして、浅丘ルリ子も可憐でお美しい。
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