私をスキーに連れてってのレビュー・感想・評価
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とても楽しい
劇場公開時以来で2回目だ。当時は知世ちゃんの魅力と映画の面白さが完全にマッチしてすっごく楽しかった記憶がある。中島みゆきを聴いていたのでユーミンは聴いてはいけないような気がしていたのだけど、曲がめちゃくちゃいい。当時はその上、スキーもしていたのでスキー場でやたらとユーミンが掛かっていたことを思い出した。
知世ちゃんがダーティハリーのように指でピストルを撃つ。BGMで時折ブックオフの店内で掛かっているような曲が掛かる。
クライマックス、滑走禁止エリアで当時はスマホやGPSがなく、コースアウトもしていたので今とは比較にならない危険があるのだが、2キロずっと下りのコースなら速ければ10分、長くても20分くらいで着きそうなものだ。
今見るとチャラくてしゃらくさい連中のどうもいいような話なのだけど、バブルの浮かれた感じや若者たちのキラキラした感じがまばゆい。あいつらどんだけ金を持って日々浮かれて過ごしているのかと思うとうらやましくもあり、しかし同時期に自分が大金を自由に使えたとしてもそうはなっていないであろう。当時の若者は今、年寄りだ。どうしているのだろう。
一大ブームとなったなあ
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会社メンバー達とスキーに来てた三上が原田と出会う。
会社の奴らは2人がくっつくか賭けをしてて、アシストしたり邪魔したり。
そのせいで原田は三上が不誠実と誤解、嘘電番を教える。
ところが奇跡的に二人は同じ会社に勤めていて東京で再会。
さらに三上への誤解も解けて交際が始まる。
三上はスキー靴を開発、でもプレゼンは仲間とのスキーで欠席。
プレゼン現場では手違いでスキー靴がなく、三上らのペンションに連絡が来る。
原田は独断でプレゼン現場まで、立入禁止区域を滑っていく。
それを知った三上が追いつくが辺りが暗くなり立往生。
そんな時に仲間が照明設備を持って登場、みんなでプレゼン現場へ。
結局間に合わなかったが、別の仲間が車で行ってくれててセーフ。
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当時かなりのブームになってて、タイトルはっきり覚えてる。
まだ中学生だった。そのまま今まで見ることもなかった。
内容は昭和感満載の恋愛映画やったわ。
車の運転とかゲレンデのマナーが悪く、今じゃ信じられん(場)
それに主人公は友人らにいじめられてるとしか思えん部分も多々。
スキーのうまい奴だけモテて下手な奴はカス、みたいな風潮も昭和。
女は男の格好よさだけにイカれるという、女性蔑視的な感じもあるな。
三上の友人で医者の布施なんて、手術中に遊びの電話してるし。
そういうあり得んのも当時では格好良かったのだろう。
でも最後の主人公らの頑張りは何やったのって思ったなあ。
結局車が凄いという、モータリゼーション神話な世の風潮からか?
知世の実姉・貴和子の昭和丸出しな決め台詞もウケたわあ。
「おんな26、いろいろあるわ」
意外にワイルド
私の癒しです
全てが憧れの映像
この頃、こんな恋愛ドラマが流行ったよね
テレビで何度も放送してるので4~5回目の鑑賞
当時、こんな感じの恋愛ドラマが流行ってた
とくにフジテレビ(笑
今なら、SUVに乗ってスノボに行こう!
ってなるんでしょうけど
この映画に出てくる四駆は『セリカGT-FOUR』
女子が乗りこなしていてカッコイイ
三上博史が乗ってるのは2代目カローラⅡだったんだね
私が免許取って、最初に買った車は中古の初代カローラⅡでした
(あの頃、カローラⅡって男の子の車だったんだよね)
今、若い人がこの映画見ても意味わからないでしょうね
・携帯電話が無いから無線で連絡とる
・携帯じゃなくカメラで写真撮る
・スキーウエアがダサい
(この映画を製作した『ホイチョイ・プロ』が「ダサい」「ナウい」の言葉を流行らせたんだよね~)
・女子は簡単にTEL番号教えない
懐かしいから楽しみながら見たけど評価はこんなものかな?
「昭和証拠映像」
フジテレビ系
バブルと現代の日本の青春 この落差を知ることこそが本作を今観る価値と意義であると思います
バブル景気が立ち上がったその時代を切り取った見事な映画です
1987年11月公開
劇中はそのシーズンのクリスマス前のスキーシーズン突入から、翌1988年のバレンタインデーまでのお話です
誰もがこうありたかったキラキラと輝くようなスキー場での恋愛の物語です
登場人物達はそれぞれみな若者の憧れの職業についています
そして、それなりに自由になるお金と時間を持っています
なによりクルマを持っています
仕事が定時に終われば、仲間の集まるカフェバーに直行
いつスキーに行く?そんな相談をするのです
正に憧れの青春です
こんな素敵な恋愛は憧れでしかないけれけど、もしかしたらこんな恋愛を自分もできるかも?
ちょっと背伸びしたら手が届きそう
実際には馬車馬のようにこき使われて深夜まで残業で、遊びにいけるのはもっと上の世代の上司や先輩達なのですが・・・
それでも自分にも手に入りそう
次は私だ
そう思えた時代
それがバブルです
今から34年も昔のこと
劇中の女性の登場人物が「女26、色々あるわ」と言います
ということはこの女性はことし60歳の還暦を迎えているのです
それ程年月が過ぎ去ってしまいました
松任谷由実の楽曲は都合6曲使われます
バブルの高揚感がそのまま音楽になって本作と不可分にマッチしています
「恋人はサンタクロース」は今ではクリスマスの定番曲ですね
本作を21世紀に観る意味と意義はなんでしょうか?
こんな幸せな時代があった
誰もがこんな幸せな青春を謳歌できた
自分にもそんな幸せがきっとくると信じることができた時代
次は私だ
それが実現した人
見果てぬ夢に終わった人
たった数年遅く生まれただけで、そんなことも考えられない氷河期に突入した人
21世紀に生まれた人なら本作の青春をどう見るのでしょうか?
非現実的?
有り得ない設定?
こんな青春、こんな恋愛ができる人々がいるのならば、何故自分はそうではないのか?
何故越えられない壁があるのか?
理不尽さに震える人ももしかしたら居るでしょう
それ程時代は変わりました
それに比べて・・・
そう考えた時、ジョーカーは生まれるのかも知れません
バブルと現代の日本の青春
この落差を知ることこそが本作を今観る価値と意義であると思います
志賀万座ルートで、皆がそれぞれ誰かの為に頑張ったという素敵なラスト...
志賀万座ルートで、皆がそれぞれ誰かの為に頑張ったという素敵なラスト。
矢野が「ありがとう」とチョコを貰うのを見てヨカッタネの顔をする原田貴和子がすごく良い。せつないね。
中学の同級生のプレゼントのポンコツエピソード披露が実は本人の話だったとバラすヒロコ。「女26いろいろあるわ」
自分に振り向かない男の為にGTフォーで疾走する。ここが良い場面だと思ったんだけどクサイかなぁ。
あの頃のスキーヤーにささる何か
エモい
物凄く良い作品
この時代の一番いい娯楽作品
横手山にて雲の上のパンを噛りながら思う
懐かしいキャスト、懐かしいスキーマテリアル、懐かしい海和と渡部、懐かしいリゾート、懐かしいユーミン。
スキー場ではブリザードの音楽が流れ、ストックに小さな鈴を付けて滑っていた。
この映画で一気にスキーブームがおこった。時間の経過がうらめしい。ノーイメージのポスターが悲しすぎる。(※リバイバルによりポスターつきましたね。)
評価の意味ってなんだろう。ステージが違うものを一律に評価するなんてのは無謀なことだ。
ある世代には、絶対に忘れられない、甘美な淡雪のような思い入れのある映画だ。
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