明治剣客浪漫譚 るろうに剣心 維新志士への鎮魂歌のレビュー・感想・評価
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映画でなくても良かったんじゃ
本編の京都編以降のオリジナルストーリー。
内容そのものは分かりやすいしテレビアニメの流れをそのまま汲んでて面白いと思うのだけれど、そもそもテレビで原作とは違うオリジナルストーリーを30話ほど放映していたなかで、わざわざテレビアニメ4.5話くらいのボリュームの本作を映画として出した意味は何だったのだろう?
映画作品らしい奇抜な(あるいは派手な)内容というわけでもないし、テレビで充分だったのではないかと思えてならない。
もう一つ、
テレビアニメの劇場版はアニメ視聴者がほぼそのまま観客になりうるのだとは思うものの、そうは言っても初見の人も一定数想定されるのもまた映画の特徴だと思う。
冒頭にもう少し補足的な薫のナレーションとかあれば、単体で観てもより楽しめるだろうなと感じた。
閃光多くない?
剣心の過去を背負い不殺を貫く姿、やはり何か干し柿みたいな噛みごたえがある。
アニメ映画としては特にめっちゃ凄いという感じでもなく、普通。むしろ演出が一本調子だったり、説明台詞が目立っていたりでなんだか退屈だった。
GYAO!
剣心ファン、幕末ファンなら、楽しめると思います!
るろうに剣心ファン、幕末ファンなら、楽しめる作品だと思います。かくゆう私も大満足でした!何気にゲストキャラの声優さんはかなり豪華!けっこう力の入った作品だったんですね。
ゲストキャラ、ストーリーともに抜群によかったです。特に、時雨は、対抗キャラとしては◎。形としては敵対しているものの、悪じゃなく、もう一つの正義。ちょうど幕末に旧幕府軍と新政府軍が戦ったのと同じようにどちらが正しくてどちらが間違ってるではない戦いに浪漫を感じます。幕末〜明治の時代を少しかじった人間としては、一言一言が心に突き刺さる。女性を悪漢から守ろうとする姿勢や、弥彦への対応など、人間力が高いところもまたいいですね。
そんな、時雨と剣心を中心としたストーリー展開も抜群でした。多数の命を糧に成立した新政府が腐敗していることを嘆きもう一度立て直そうとする正義と、もう戦いによって新世代の命は落とさせないという正義の衝突、感慨深いものがあります。田母野と加治木という根っからの悪役を用意しているのも、またいい演出でしたね。
ただ、いくつか思ったことはありましたね。。
・L'Arc~en~Cielの虹のタイミングはミスってましたね。冒頭のご陽気なや列車旅にあの曲はめちゃくちゃミスマッチ・・。エンディングテーマぐらいの方がよかった気が。。
・冒頭の剣心vs厳達のシーンの回想が、しつこい。。何回おんなじシーン見せんの?と、途中から辟易してきました。
・時雨だけ全員から名字で呼ばれてるんですね。せめて朱鷺さんは滝魅と呼んであげてほしかった。。剣心の死に際に、薫が「緋村ーー!!」って言ってるイメージですよね?スゴく違和感(笑)
・「維新志士への鎮魂歌」というタイトルですが、時雨も厳達も維新志士じゃないですけど。。この副題の意味ってなんだろうと考えてしましました。
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