劇場公開日 1987年12月18日

「声の違和感はあるものの」ルパン三世 風魔一族の陰謀 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0声の違和感はあるものの

2025年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

同じ題材で色んな人が監督をしていると、
やはり監督のセンスや才能が浮き彫りになって
比べてしまう。

カリオストロのノリに戻そうぜ!と言う感じに見えて
カーチェイスのシーンなんかは楽しく観れたけど、
やはり宮崎駿は偉大だったなと感じてしまいます。

そんな事あり得ないだろ!の中に妙にリアリティーがあるのが宮崎駿監督作の特徴のような気がしてて、
やはりそこには細部へのこだわりとオタク的知識が
あるように思うのだけど、
車の裏側が真ベタであったりとか金の瓦を軽く持ったり
とかちょっと残念だった。

物語は五右衛門の結婚という以外はカリオストロのまんまだった気がします。
金を目の前にした時のフジ子の狂人ぶりはとても良かった。ヤバい女でした。

初めて観たけど、複製人間が金ローでやるんだったら
この作品もやれば良いのにと思う子どもも楽しめる
映画だったと思います。

奥嶋ひろまさ
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