「やっぱりルパンはスケベが似合う」ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン) カルヴェロさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱりルパンはスケベが似合う
長い間ルパン三世の劇場版のNo.1は『カリオストロの城』だと思い信じていたのですが…
昨日久々にテレビでやっていたのを観て思ったのです
こっちの方がルパン三世じゃないかって
確かに『カリオストロの城』は素晴らしい、絵も内容も展開も、そして何よりクラリスの存在が少年だった私には強烈で心に深く残ることとなったのです
ですがそもそもルパン三世は世紀の大泥棒でありながら最大の弱点は峰不二子だったのだ
そしてその不二子の魅力を余すことなく存分に楽しめるのがこのルパンvs複製人間なのだと大人になって気がつかされたのです
ルパン三世を見始めたのはTV第2シリーズから
再放送で第1 シリーズも見ていたのですがあの頃の私には大人っぽ過ぎて少々苦手だったのだけど今思うにルパン三世はそれくらい大人のテイストがある方がよりカッコよくて好きなのだな〜
イメージとしてはジャンポール・ベルモンドがしっくりするのだ
ルパンのセリフにもある
「しょせん俺はアラン・ドロンにはなれねーよー」
と言わせているところが憎い
と言っても今の人にはわかんねーだろうな〜
次元のしぐさや言葉にも味があるのだ
モンローとボガードのファンだと言うのも納得なのだ
当然五右衛門の出番だって随所に散りばめられていてまことによく出来た作品なのだと思い知らされたのだった
カリオストロは男女問わずルパン三世のファン層を広げた作品だけどルパンがあまりにも優しくだらし無さが無いのだ、だから今日までルパン人気が続いていることは確かなのだけれどやっぱりルパンは不二子にだらしないところがあるから私は好きなのだと思うのですよ
久しぶりにこの作品を見て「好きだな〜」と思ったのでこんな事を呟いてしまったのだったのだった