「「ルパンは夢を見ない。空間‼ 虚無‼ それは白痴の、あるいは神の意識に他ならない」」ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン) Siggy-Oさんの映画レビュー(感想・評価)
「ルパンは夢を見ない。空間‼ 虚無‼ それは白痴の、あるいは神の意識に他ならない」
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日本アニメ界に今なお熱狂的なファンを持つカルト・アニメの名作。後続の『カリオストロの城』と比べても、同じキャラクターとは思えないほどルパン三世のバックストーリーがないがしろにされているので、別のキャラクターが登場する作品と思われても仕方がないだろう。
ルパンは女泥棒兼スパイの峰不二子にそそのかされ、エジプトのファラオの墓から賢者の石を盗み出すことに成功するが、不二子はそれを犯罪ビジネスの契約に利用する。
その指令を出したのは、マモーという謎の男であった。「神」と名乗るその狂人は、「コピー人間製造法」を発明して1万年前から生きている。彼が所有するカリブ海の島には、ナポレオンやヒトラーの人間レプリカがある。そして、人類の夢である「永遠の命」の研究に取り組む男たちがいる。............ ルパン最大の敵、マモーとの戦いは、意外な結末を迎える。
シュールレアリスムや実験的な要素を盛り込んだ、おそらく日本アニメーションの最高傑作であり、当時は『カリオストロの城』以上の人気を誇ったが、現在ではその評価は逆転している。
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