「私にとってルパン映画とは、やはりこれ」ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン) pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
私にとってルパン映画とは、やはりこれ
ルパン一味との出会いはTV第2シリーズ、ルパン初の映画は本作だった。
粋でイナセな連中が大好きになり、とりわけ次元大介に惚れた。
本日、このレビューをアップするのは小林清志さんの訃報に触れ、哀悼の意を示す為に他ならない。
小学生の間は母に漫画を禁止されていた為、中学に進学してからは古本屋を巡って「アクション・コミックス」の原作を掻き集めた。現在のようにユーズドコミックスの大手FCチェーン店がある時代ではない。日焼けし、カバーも失われた本ばかりだったが購入した。発売から10年以上も経過した青年漫画が見つかる事は稀だったのだ。
第2シリーズのルパンはみんな知っていても原作を見た事のある同世代はいなかった。
だから、私にとって「ルパン3世の映画」とは、本作「ルパン対複製人間(クローン)」この1作に尽きるのだ。
後発作品は、ルパンの原作からかけ離れている。特に宮崎駿氏の絵柄には馴染めず、カリ城以前でも第2シリーズの「死の翼アルバトロス」と「さらば愛しきルパンよ」は突然何が起こったのか?!と思った。大人の都合で、ルパン達が何か別の作品になってしまうんじゃないか?と心配したものだ。
そんな思いがあったから「カリオストロの城」はどうも馴染めない。
大人になってから改めて鑑賞すれば、実に良い映画ではあるのだが、私にとって「ルパン3世」ではないのだなぁ。
JC時代は大藪春彦を愛読し、S&W M19コンバットマグナムとS&W M27 357マグナム、ブローニングM1910のモデルガンを入手していた。(話の合う女子中学生はおらんてw)
JK時代はレイモンド・チャンドラーが愛読書になっていく。
ルパンがどんどん原作から離れていくのが嫌で、TVシリーズはpart3、映画は風魔一族の陰謀、SPはロシアより愛を込めてまでで観るのをやめた。
ゲームブックは双葉社・スタジオリードのを全19巻、漫画は山上正月の通称ルパン3世Yまでは全巻買った。
という訳で、原作のハードボイルドなエロティック・クライムサスペンスこそが「ルパン3世」だと思う自分にとってTVアニメなら第1シリーズ、映画ならば本作こそが唯一無二の「ルパン3世」なのである。
小林清志さんは、ジェームス・コバーンはもちろんのこと、90年代、2000年代に入っても洋画の中堅どころの吹き替えや、比較的知的なバラエティ番組のナレーションなどよく担当されておられた。家族が点けているTVから小林さんの声が流れてくると、別の部屋にいてもTVの前に足を運んだものだ。
次元大介を通して、小林さんは私にとって大変特別な俳優の1人となっていた。心からご冥福をお祈り致します。
コメント失礼します。私も原作を読んでいました。私は立読みで。(当時の本屋は読めました。)でも女子小学生や中学生が制服で…ホントに恥ずかしかったです。
第2シリーズで人気出てからは、女子人気もありましたが、第1シリーズからのファンはコアですよね(*^-^*)
PiPiさん
返信ををありがとうございます。
声優さんの
イメージは大事ですものね。
あっ、ご質問の
例のタロットの漫画は
古賀新一さんの
「エコエコアザラク」でした(≧▽≦)
あの漫画に、はまっていた時期がありました。
少年チャンピオンでしたね。
でも、コミックになってから読んだので
懐かしいです。
LaLaさん
こちらにもありがとうございます〜!
大野雄二さんは素晴らしいですねぇ。学生時代(というか今も)私にとって非常に大切な漫画があり、そのイメージアルバムも全曲大野さんでした。
(ドラマ部分の声はアラン・ドロンの野沢那智さん♪)
チャールトン・ヘストンが銭形のとっつぁんなのは如何ともしがたいですが。(ジャッキー・チェンはマジンガーZの兜甲児だしw)
この時代の皆様は、声優ではなく「本業・俳優」なので演技の深みが本当に魅力的です^ ^
PiPiさん
次元の声優さん
小林清志さんの訃報が
悲しかったです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
やっぱり、次元は小林さんですよね。
「妖怪人間ベム」も知っています。
ジェームス・コバーンさんもそうだったのですね。
「ルパン3世」の劇場版も多く観ています。
9月に限定で「カリオストロの城」が
全国で特別上映されるようですが
私も このクローンが印象的でした。
あの、大野様の テーマ曲を聴くと
ゾクゾクしますね。(^^)/