「永島暎子のキュートな笑顔が不憫でたまらない」竜二 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
永島暎子のキュートな笑顔が不憫でたまらない
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1983年公開の本作品。
70年代の匂いに溢れていた。
永島暎子お目当て。
右目と鼻の間のホクロがいいんです。
熊本美人。
ヒロシ(北公次)が路上でバーゲン品の紫色のジャンパーを買って帰ると直(金造)が竜二さんに知れたらなにされるかわかんないぞと言うシーンが、まり子(永島暎子)が娘と肉屋のタイムセールに並んでいるところを見かけてしまった竜二が背中を向けて去ってゆくシーン(一瞬で全てを悟ったまり子が娘にお祖母ちゃんちに帰ろうねと言って、娘がじゃあまたANAに乗れるねと言うシーン)の伏線になってたんだなぁ。やっぱりヤクザは見栄っ張り。虚勢を張る生き物。環七の高円寺陸橋で辺りで助手席でイキがる笹野高史の手の甲にタバコを押し付けるシーンのすぐあとでした。覚醒させちゃった笹野高史は当時35歳。
亭主関白で瞬間湯沸し器。まり子役の永島暎子は助演女優賞を総なめ。いつも明るく笑顔のまり子への同情票か。
刺せば監獄、刺されば地獄
金子正次の早口のセリフが聞き取り難くい。竜二だけアフレコのような音声が気になった。
主題歌を歌っているのはショーケンなのに長渕剛に聞こえてしまう妙。
長渕の演技も歌い方もこの映画の影響だったことがよくわかりました。
テレビ画面の中のアゴ&キンゾー。
そういや、2007年の都知事選では巣鴨商店街(染井吉野発祥の地)に来た桜金造に一票入れましたっけ。
金造さんは演説サボって、お花の植え込みに座って休んでばかりでしたけど、一票入れてあげました。
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