利休

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解説

織田信長、そして豊臣秀吉に茶頭として仕えた千利休の生涯を描く。野上彌生子原作の小説『秀吉と利休』の映画化で、脚本・監督は「アントニー・ガウディー」の勅使河原宏、共同脚本は赤瀬川原平、撮影は「226」の森田富士郎がそれぞれ担当。

1989年製作/135分/日本
配給:松竹

ストーリー

天正10年、利休は茶頭として信長に仕えていたが、6月の本能寺の変で信長は明智光秀に殺された。数年後利休は信長の後継者として力を伸ばしてきた秀吉の茶頭となった。利休は茶の湯を通して全国の武将を魅了し、わびの極致と言われる京都・山崎の待庵など贅の限りを尽くし自分の世界を築いていった。しかし、石田三成が台頭してきてから、秀吉と利休の関係が狂い始めた。まず利休の愛弟子でかつて秀吉の逆鱗に触れて所払いになった宗二が殺された。さらに三成は秀吉に「利休が朝鮮出兵に疑義を抱いている」ともちかけた。利休は茶室で秀吉と顔を合わせたが、朝鮮出兵に口を出したため、ますます秀吉を怒らせてしまった。利休は京を退き、堺屋敷内に閉居するよう命じられた。秀吉の正妻、北政所・ゆらから利休の妻・りきに便りが届き、詫びれば自分からも許しを乞うとあった。しかし、りきからゆらへの便りには丁重な礼の言葉があるだけで、秀吉はさらに腹をたて、利休に切腹を命じたのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
赤瀬川原平
勅使河原宏
原作
野上彌生子
製作総指揮
奥山融
企画
勅使河原宏
企画協力
藤井浩明
製作
山内静夫
峰村永夫
渡邊一夫
製作補
前吉祐
森江宏
プロデューサー
野村紀子
上村力
撮影
森田富士郎
美術
西岡善信
重田重盛
装飾監修
高津利治
建造物監修
中村昌生
音楽
武満徹
録音
西崎英雄
照明
中岡源権
編集
谷口登司夫
衣装デザイン
ワダエミ
助監督
満友敬司
スチール
赤井博且
製作顧問
松井隆治
奥本篤志
茶道具監修
林屋晴三
茶の湯構成
倉斗宗覚
全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第13回 日本アカデミー賞(1990年)

受賞

主演男優賞 三國連太郎
音楽賞 武満徹

ノミネート

作品賞  
監督賞 勅使河原宏
脚本賞 赤瀬川原平 勅使河原宏
主演女優賞 三田佳子
助演男優賞 山崎努
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映画レビュー

4.5さまざまな美

2020年6月22日
Androidアプリから投稿

いかなる名器/名物であっても あってない物にするのが「茶の道」である、というようなことを利休(三国)が弟子に語っているが、名品が沢山登場し圧倒される

物の力というものは確かにある
(職人や絵師が心血を注いだのだから)
画面構成もよく練られている

勅使河原監督が 草月流家元ということもあり、花々も印象的
秀吉が持ち込んだ器に 梅の枝を配する場面など感嘆してしまう

竹林で秀吉(山崎)に能を舞わせているが、それを観賞する北政所(岸田)と茶々(山口)の顔
お多福顔(?)でおおらかな北政所
キツネ顔で妖気漂う茶々
終盤で更に不吉さが増し、豊臣の落日も予感させる

キャストに現代美術家が脇役として登場しているが
正親町天皇の堂本尚郎の〈やんごとなき感〉が印象に残った

ラストのバラバラと音をたてる竹林と鎧姿の亡者の群れは、一輪の美の為に手折られた花々や戦国の世に倒された武将達の無念と呪詛を思わせる
そして利休も…ゆっくりとその中に入ってゆく…

原作は野上弥生子が70代後半にかけて執筆した傑作で、なんだかこれも感心してしまった

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jarinkochie

4.0誰も彼もわしを這いつくばせようとするのか

shimoさん
2011年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

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shimo
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