劇場公開日 1998年5月23日

「『ラブ・レター』(1998) 神保町シアターさんにて未DVD化・未...」ラブ・レター(1998) 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0『ラブ・レター』(1998) 神保町シアターさんにて未DVD化・未...

2024年7月21日
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鑑賞方法:映画館

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『ラブ・レター』(1998)

神保町シアターさんにて未DVD化・未配信作品を集めた「一度はスクリーンで観ておきたい――忘れられない90年代映画たち」(2024年6月29日~8月2日)特集上映にて鑑賞。

原作は浅田次郎さんの短編集『鉄道員』(ぽっぽや)に収録された短編小説。
『鉄道員』よりも先に映画化されたようですね。
監督は『ペコロスの母に会いに行く』(2013)『時代屋の女房』(1983)の森崎東監督。
新宿の裏ビデオ屋でしのぐ中年チンピラ(中井貴一さん)が面識もない不法滞在の中国人女性との偽装結婚、その後の心の交流を描いた恋愛ドラマ。
1995年には岩井俊二監督、中山美穂さん、豊川悦司さん主演の『Love Letter』も公開されましたが全くの別作品。
公開当時の平成日本の社会問題を織り交ぜながら最後はきちんと感動作に昇華された名作でしたね。

矢萩久登