「運命、出会いと別れ、行雲流水」喜びも悲しみも幾歳月 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
運命、出会いと別れ、行雲流水
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Amazon Prime Videoで鑑賞。
灯台守夫婦の25年に渡る物語を、日本中に大ロケーションを敢行して描き出した感動巨編。高峰秀子と佐田啓二の心に沁みる名演を、木下惠介監督が抒情的な演出で魅せる。
セリフに何度か登場した、行雲流水と云う言葉がとても印象に残った。何事にも執着せず、自然の成り行きに任せる生き方はまさに灯台守のそれで、得も言われぬ感動を覚えた。
各地の灯台を転々としながら同僚やその家族と交流を深め、我が子を育み、喜びや悲しみ、出会いと別れを重ねながら生きる夫婦の姿はとても直向きで、人生の尊さを教えられた。
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