「野望に燃える男」蘇える金狼(1979) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
野望に燃える男
クリックして本文を読む
Amazon Prime Video(KADOKAWAチャンネル)で鑑賞。
原作は未読。
セントラル・アーツ臭がぷんぷん漂う角川映画の名作。とにかく松田優作氏がカッコいい。平凡社員な昼間の顔から野望にギラつく夜の顔への演じ分けが素晴らしかったです。
朝倉は完全なワルですが、清々しいほどの悪に何故か魅了されてしまう。それは完全に松田優作氏の見事な演技の賜物であり、破滅的なラストが想像出来ても目が離せなくなる。
当然の報いな朝倉の最期ですが、風吹ジュンのために用意した航空機のチケットを落とす場面に、人間性のあったことが分かり切なくなりました。死に様も悲しげで圧巻でした。
松田優作氏の命日と云うことで鑑賞しました。合掌。
※修正(2024/06/07)
コメントする