「昭和の名作」吉原炎上 るかこ☆さんの映画レビュー(感想・評価)
昭和の名作
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子供の頃にテレビでやっているのは記憶にありますが、いまいち理解出来ず(そりゃそうだ)
大人になった今なら理解出来るだろうという事で見てみましたが、普通に理解出来ましたね。
なんと言っても見せ場はクライマックスの炎上シーン。最後の数分しかありません。しかも鎮火せず終わる。
このシーンだけは子供の頃の記憶に焼き付いています。それだけ衝撃的なシーンです。
内容はそこに至るまでの数年間の花魁やその周辺の人達の人間ドラマです。
一見、華やかそうに見える花魁の光と影(闇)を表現し、それに関わる金と欲望。生々しくドロドロした印象で、綺麗事だけではない人間臭さがあります。役者さんの演技力も素晴らしいです。
タイトルを知らずに映画を見る人はほとんどいないと思いますが、最終的にこの華やかさも大火によって消失してしまうと考えると、切なくも感じます。
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