劇場公開日 2020年8月14日

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「映画に意識のある人は絶対見るべき」ゆきゆきて、神軍 ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画に意識のある人は絶対見るべき

2021年10月1日
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笑える

怖い

興奮

最初は奥崎の狂った正義感による愚行に、街で頭の狂った人を見る時のような悪い笑いを感じて観ているが、途中からその行為が戦争の真相を暴き出し、背筋も凍るような真実を知ることになる。岡崎にアポ無しで尋問される元兵士たちも、ニューギニアの地獄の中で自分たちのした行為の総括ができていなく引け目を感じているから、いまさら奥崎に尋問されて答える必要もないのに、追い詰められたような顔をして「しょうがなかったんだ」とボソボソと語り出すあたりが映画のクライマックス。マイケルムーアが最高傑作と言ったのもうなずける。天皇を1番の戦犯だと言い切る奥崎を国民は批判する資格があるのか。観たら何ヶ月か夢に出てくるほど心を捉える映画。永久保存版、ドキュメンタリー映画の大傑作。

ブロディー署長