ユーリ

劇場公開日:

解説

偶然出会った謎を秘めた男女が織りなす一風変わったラブ・ストーリー。『東京ラブストーリー』『二十歳の約束』など、テレビ・舞台の脚本家として数々のヒット作を生み出してきた坂元裕二が、自らのオリジナル・シナリオを映画化、監督デビューを果たした。主演は「ヒーローインタビュー」のいしだ壱成と、これが映画初出演となる坂井真紀。共演に「罠(1996)」の永瀬正敏、「課長 島耕作」の森口瑤子、「大夜逃 夜逃げ屋本舗3」の加藤善博、「ヒーローインタビュー」の江口洋介ほか。

1996年製作/102分/日本
配給:Me&Herコーポレーション配給(配給協力*ビターズ・エンド)
劇場公開日:1996年7月6日

ストーリー

8月も終わりに近いというのに、肌寒く、ちっとも夏らしくないある夏休み、することもなく、時間をもてあましていた雅之は、街で不思議な魅力を持った少女・七美と出会った。彼女はイラン人青年アミールとともに、なぜか白い冷蔵庫を運んでいる。“ユーリ”と呼ばれるその冷蔵庫の中には、七美が誤って殺してしまった恋人・野々村の死体が入っていた。葉子という恋人がいながら、雅之は急速に七美に惹かれていく。七美たちはユーリを野々村の家に運び込ぶが、それを悪徳警官の椿木に発見されてしまった。椿木に犯されそうになった七美を助けたアミールは、もうひとつ別の冷蔵庫を用意すると、それに椿木の死体を入れる。3人はふたつの冷蔵庫を捨てるため、野々村の車で海へ向かったが、途中の山道で運転を誤って事故を起こしてしまった。はずみで荷台からすべり落ちた椿木の入った冷蔵庫は、そのまま崖下へと転落していく。3人は車を捨てて、ユーリとともに海を目指した。8月の最後の日、3人はようやく海にたどり着くが、なぜかそこに死んだはずの野々村が現れる。野々村を殺した日、七美が目を離していた間に、アミールは野々村の死体を冷蔵庫に入れずに、外へ出していたのだった。ところが野々村はまだ生きていて、七美たちを追ってきたのだ。野々村はアミールを撃ち殺し、七美を連れて帰ろうとする。雅之は足を撃たれ、アミールの死体が入ったユーリとともに海に転落した。七美は野々村を撃って雅之を助け出すと、ふたりで海を後にする。やがてふたりは別々の方向へ歩いていった。

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