夕陽の丘のレビュー・感想・評価
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ちょいとガッカリしました
♪俺は待ってるぜ~というサビだけは聴いたことがある有名ヒット曲の映画化作品
曲は1963年9月の発売、石原裕次郎と浅丘ルリ子のデュエット
本作は翌1964年4月の公開
今回の舞台は函館
函館は、男はつらいよ寅次郎相合い傘で浅丘ルリ子が演じるリリーさんと寅さんが再開した街ですから期待十分
まだ寒むそうな函館の春のロケシーンが満喫できます
半世紀以上昔の函館
まだそれほど観光化されてないようです
函館駅、昨年2019年に閉店した函館を代表するデパート棒二森屋は店内や屋上まで映ります
もちろん赤煉瓦倉庫街、ハリストス教会、函館山からの夜景も見せてくれます
また行きたくなりました
しかしお話がまるでつまらない
浅丘ルリ子が姉と妹の一人二役というのが、目新しいところですが、この設定も上手く活かされていないし、彼女と裕次郎のラブシーンも、冒頭にベッドシーンまであるのですが、まあつまらない
浅丘ルリ子と裕次郎は悲恋パターンが多く、それがまた気持ちが盛り上がるポイントなのですが、これはダメ
ハードボイルドな現代的ヤクザ映画ぽいのを目指したようですがそれもまた中途半端
映画の原作の歌謡曲自体もう一つなので、歌のシーンもつまらない
だいたい夕陽の丘さえでてきません
ラストシーンは朝焼けの浜辺やないかい!と突っ込みたくなります
所々良い撮影はありますが、肝心要のクライマックスの浅丘ルリ子の死顔が不細工にみえる撮影では台無しです
ちょいとガッカリしました
大昔の函館のロケに星ひとつオマケです
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