劇場公開日 1962年6月17日

やっちゃ場の女のレビュー・感想・評価

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4.0果物屋の若尾文子

2024年6月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

初見は2014年「にっぽん男優列伝~大映篇」(@神保町シアター)なので、10年ぶりに購入DVDで鑑賞🎥🙂 (初見時は未ソフト化) 本作は、カラー作品で映像が綺麗であり、スクリーンに映える若尾文子に大満足の映画だった。 また、この映画を観に行く前に「『やっちゃ場』って何?」と思ったので、調べたら『青果市場』のことだった。 そのためか、冒頭のタイトルロールを“緑色”にしたり叶順子が来ているワンピースも果物模様だったりして、「なかなか凝っている」と思った。 若尾文子と叶順子の姉妹+藤巻潤を中心に、テンポの速い物語が展開する非常に楽しい映画😊 下町で果物屋の卸売をしている家の長女=若尾文子は、セリでも強気に出て、店のために頑張っている姿が描かれている。セリの手振りなどは、さぞ練習したんだろうな…と思う。 DVDジャケットは「果物屋を背景に仲買人の服を着た若尾文子」であるが、物語で果物屋の風景を中心に描くのは序盤ぐらい。 あとは、母親と娘たちを残して家出した父親エピソード、藤巻潤を巡る叶順子と若尾文子のエピソード、花火大会や浅草などが描かれている。 とりわけ目を引いたのが、「東京の近所に行くのに、舟を現代のバスのように利用している風景」であった。これは昭和時代の風景が描かれた貴重な場面だと思う。 自分も昭和生まれだが、こんな舟に乗ったことはない。 特に楽しかったのは、出番が少なかった宇津井健と若尾文子の最後のやりとり。男と女のすれ違いエピソードには笑わせられた😄w なかなか面白い木村恵吾監督作品であった (^^)

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たいちぃ